今週は、ザンビア共和国（Republic of Zambia）とウガンダ共和国（Republic of Uganda）をピックアップ！


ザンビア共和国（Republic of Zambia）

＜国の位置＞
アフリカ南部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国。かつてはイギリス領北ローデシアであった地域。内陸国であり、コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラ、ボツワナの7つの国に接している。
首都はルサカ。

＜面積＞
752.61千平方キロメートル（日本の約2倍）

＜人口＞
1,347万人（2011年:世銀）、人口増加率4.2％（2011年:世銀）

＜民族＞
73部族（トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系）


ウガンダ共和国（Republic of Uganda）

＜国の位置＞
アフリカ東部に位置する共和制国家で、イギリス連邦加盟国。東にケニア、南にタンザニア、南西にルワンダ、西にコンゴ民主共和国、北に南スーダンとの国境に囲まれた内陸国。
ナイル川（白ナイル）の始まるビクトリア湖に接している。
旧イギリス植民地。
首都はカンパラ。

＜面積＞
24.1万平方キロメートル（ほぼ本州大）（陸地面積19.7万平方キロメートル）

＜人口＞
3,635万人（2012年）（世銀）

＜民族＞
バガンダ族，ランゴ族，アチョリ族等

出典・参考：外務省HP、ウィキペディア

今週のゲストは…
JICA研修員のタビタさん＆ディクソンさん

■よろしくお願いします。

タビタさん 以下タ）Hajimemashite, Tabitha desu. Yoroshiku Onegaishimasu.

ディクソンさん 以下デ）Hajimemashite,Dickson desu . Yoroshiku Onegaishimasu.

■ザンビアの魅力を教えてください。

タ）私の国ザンビアはとても美しい国で、現在、国の発展に力を注いでいます。ザンビアは内陸国ですが、美しい湖がありますし、素敵なリゾート地もあります。また、72もの言語があり様々な民族の人々が一緒に住んでいるというのもザンビアの独特な文化です。

■タビタさんは普段、何語を話していますか？

タ）家ではベンバ語、ニャンジャ語そして英語を話します。職場では英語を話します。

■ベンバ語のあいさつを教えてください。

タ）こんにちは→ムリ シャーニ
　　　ありがとう→ナトテラ
　　　さようなら→シャレニポ

■ディクソンさん、ウガンダについて教えてください。

デ）ウガンダは東アフリカにあり、雨季と乾季の２つの季節があります。また天然資源や世界で2番目に大きなヴィクトリア湖、世界一長いナイル川があります。

♪ トライバル　カズンズ「チポロポロ」
　この曲はザンビアのサッカーのナショナルチームのサポーターソング。タイトル「チポロポロ」は銅の弾丸を意味します。ザンビアはサッカーが大好きな国家で、ザンビアのナショナルチームは弾丸のようにまっすぐボールを打つことから「チポロポロ（銅の弾丸）チーム」と呼ばれています。

■ザンビアについてタビタさんが一番好きなところ教えてください。

タ）ザンビアの食べ物です。おいしい料理がある国は他にもあると思いますが、いつもザンビアの料理が恋しくなります。ザンビア料理は他の国には存在しません。特に私の母が作った料理はどこにもありません。

■日本の観光客にオススメするものは何ですか？

タ）ぜひザンビア料理を食べてください。

■お薦めのザンビア料理ですが、どのような料理があるのか教えてください。

タ）ほとんどの家ではシマ（トウモロコシの粉をお湯で練った料理）を食べます。通常野菜などがシマの横に盛り付けされていて、これを昼と夕に食べる習慣があります。朝食はどこの家も紅茶とパンが基本で、その他子どもたちのために卵焼きやベーコン、トマト、おかゆを用意します。私のお気に入りは魚と豆が盛り付けされたシマです。

■どんなお菓子がありますか？

タ）私の部族の伝統的なお菓子は「マサオケーキ」と呼ばれるものです。「マサオ」という野生の果物をつぶして、ケーキの材料の中に入れます。そして乾燥させます。固くなるまで乾燥させたケーキを割って食べます。とっても甘くて美味しいです。都会ではなかなか食べることができないため、私の親戚が住んでいる村に行く時は必ず食べますし、自分で作ることもあります。

■日本の人たちに知ってもらいたいザンビアの文化や習慣などありますか？

タ）ザンビアでは、女性はウエストの周りを布（チテンゲ）で巻く習慣があり、思春期になるとすぐに身に着け始めます。ウエストに布を巻くことは尊敬される女性の象徴なのです。

■ザンビアに旅行に行きたいと思っている方にアドバイスをお願いします。

タ）ザンビアを訪れる際は、偏見のない広い心で楽しんでください。ザンビアの人たちはとてもフレンドリーで、会うと握手やハグ、両方の頬に軽くキスする習慣があります。これは心から歓迎しているということと友情を表しています。決して不快に思ったりしないでください。

■ディクソンさんに伺います。ウガンダについてディクソンさんが一番好きなところを教えてください。

デ）ウガンダの気候と自然です。人々はとても明るく、毎週末パーティをするほどパーティ好きです。それからウガンダには国立公園があり、ライオンやシマウマ、像や猿、カバ、サイなどの野生動物が数多く生息しています。

■ウガンダでお薦めの場所を教えてください。

デ）ムブロ湖国立公園、マチソンの滝、クィーンエリザベス国立公園 がお薦めです。ライオンや像、インパラ、シカ、イボイノシシ、カバ、ワニ、ヘビ、それから、様々な種類の鳥がいます。

■ウガンダのお祭について教えてください。

デ）12月25日のクリスマスは特別なお祭です。ウガンダの年末年始の休暇は通常12月23日ころから新年の1月1日までです。この時期はクリスマスシーズンで、ウガンダの人たちは家族と一緒にご飯を食べたり、家で新年のお祝いをしたりして、家族と一緒に過ごします。

■ウガンダの民族衣装について教えてください。

デ）女性は正式な場では「ゴメシ」というドレスを着ます。また男性は「カンズ」と呼ばれるスーツを着ます。また男性は頭にイスラム教の人たちが頭にかぶっているような長いベールをのせます。

■ウガンダの文化や習慣について教えてください。

デ）80％がキリスト教を信仰していますので、一年かけて12月のクリスマスの計画を練ります。そしてクリスマスには新しい服を着て、家族と一緒に休暇を楽しみます。

■ディクソンさんから見た、ウガンダとザンビアの共通点は何ですか？

デ）両国とも内陸国であるということです。

■タビタさんから見た、ザンビアとウガンダの共通点は何ですか？

タ）ザンビアもウガンダも同じ種類の野生動物がいます。ウガンダで見つけた動物はすべてザンビアでも見つけることができます。これは気候が同じだからです。

♪ カリファ・アガナガ　「ンダビラワ」
　「彼女のことを永遠に愛します」という意味が込められたラブソング。

■タビタさんとディクソンさんは7月8日に帯広に着いたそうですが、帯広の印象はいかがですか？

タ）帯広はとても安全な場所です。そんなに遅くなければ夜でも一人で外を出歩けますし、引ったくりなどの危険性がザンビアよりも少ないように感じました。それから十勝の自然が大好きです。また、景色は息を飲む美しさです。

デ）ここは緑が多くてとても美しい場所です。また人々がとても謙虚です。私自身この澄み切った空気、美しい自然の景観を楽しんでいます。そして十勝の農業を学ぶことができ大変嬉しく思います。

■日本に来てから覚えた日本語はありますか？

デ）たくさん覚えました。私の場合日本に来る前に少し勉強しました。「ありがとうございます」「ばんがってください」「こんにちは」「むらさき」「にわとり」などです。 「むらさき」はキレイな色なので、覚えました。

■タビタさんとディクソンさんは現在「持続的農村開発のための畜産振興」という研修コースに参加されているそうですが、どんなコースですか？

タ）この研修では私たち自身が自国で直面している問題を明確にし、それらの問題を解決するための対策についてアイデアを出し合っています。そして実際に国に帰った時に実践できるように多くのことを学んでいます。

■ディクソンさん、帰国後、ＪＩＣAの研修で学んだ事をどのように活かしたいですか？

デ）日本で得た知識と技術を農家の方々、マケレレ大学の人たちに伝えたいです。それから、私自身もっと農業に携わりたいと思います。

■タビタさんはいかがですか？

タ）ここで体験したこと、知識と技術を他の人たちに伝えていきたいです。私たちの予算内で技術を改善するための新たな方法を見出していくことができたら、これまでとは違ったものになると思います。

■最後にメッセージをお願いします。

デ）日本は平和を好む人たちが多く暮らす平和な国です。これからもずっと守り続けていってほしいと思います。 アフリカに旅行に行きたいな、と思っている方がいましたら、是非「アフリカの真珠」と呼ばれるウガンダに来てください。

タ）日本ではとても素晴らしい体験をすることができました。ここに暮らす人たちの優しさ、礼儀正しさ、そして相手を尊重する心はいつまでも持ち続けてほしいと思います。ラジオをお聞きのみなさん、海外の文化や人々に目を向けて、チャンスがあれば是非色々な国に旅行してみてください。

■ありがとうございました！

デ）ウェバレ

タ）ナトテラ

♪ ビーフロウ　「バボガム　ラヴァー」

■来週もお楽しみに～