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JICA帯広研修員 - クリストファーさん(ザンビア)

JICA帯広研修員

ザンビア

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、ザンビア共和国(Republic of Zambia)をピックアップ!

<国の位置>
アフリカ南部に位置。
イギリス連邦加盟国。
かつては、イギリス領北ローデシアであった地域である。
内陸国であり、コンゴ、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラの7つの国に接している。

首都…ルサカ

<面積>
752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)

<人口>
1,347万人(2011年:世銀)、人口増加率4.2%(2011年:世銀)

<民族>
73部族(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系)
主な部族は、北東部に多いベンバ族、東部州と首都ルサカに多いニャンジャ族、南部州のトンガ族、西部州のロジ族。昔から部族共存の意識が強く、部族間の交流がごく自然に行われ、文化をミックスしながら発展させてきた。異なる部族との結婚も多く、生まれてきた子供たちは新しい世代の新しいライフスタイルを作ってきている。ザンビアのスローガンは”One Zambia One Nation !”。各部族のバランスをはかりお互いが理解しあえる国づくりを進めている。

<宗教>
8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教

<言語>
72の民族が暮らすザンビアには、多数の言語が存在している。ザンビアには公用語の英語のほかにベンバ語やトンガ語、ニャンジャ語などがある。ニャンジャ語は、首都ルサカや東部のエリアを中心に話されている言語で、英語とともに公用語として認められている。ニャンジャ語はニジェール・コンゴ語族に発するバントゥー系の言語で、ザンビアのほかに周辺国のマラウイやモザンビーク、ジンバブエでも使われている。

<カフェ国立公園>
ルサカから約250km、モングへ行く途中に位置する2万2500平方キロメートルの広さを誇るザンビア最大の国立公園。これまでほとんど開発が行われてこなかったため、手付かずの自然が残されている。シマウマやバファロー、アンテロープなどの草食動物をはじめ、ライオンやチーター、ヒョウ、ジャッカルなどの捕食動物が生息し、鳥類も400種類にも及ぶといわれている。公園内を流れるカフェ川とランガ川は釣りにも最適。

出典・参考:外務省HP、地球の歩き方、ウィキペディア

今週は…
JICA研修員のクリストファーさん

■よろしくお願いします。それでは、自己紹介からお願いします。

クリストファーさん 以下ク)クリストファー・カニヤマです。ザンビアの北部の州から来ました。農業畜産省で働いています。よろしくお願いします。

■ザンビアはどんな国ですか?

ク)ザンビアは周りをマラウィ、アンゴラ、ナミビアなどの国に囲まれています。とても穏やかな国で、資源に恵まれています。河やダムなど豊富な水資源があります。また、野生動物が多く生息しており、毎年多くの観光客が野生動物を見に訪れます。重要な観光要素です。
また、ザンビアには、72の部族が住んでいますが、みんな一緒に穏やかに暮らしています。ザンビアでは、初代大統領ケニス・ウカンダーが「One Zambia, One Nation」という言葉を残しました。現在でもこの言葉は国民に浸透しています。

■ザンビアでは農業が盛んですね?

ク)国民の80%が農業を行っています。とうもろこしや綿、ピーナッツ、ひまわり、豆、キャッサバ、お米など、たくさんのものを育てています。とうもろこしは主要な輸出品です。政府の政策でとうもろこしがたくさん育てられるように種や肥料を安く農家に提供しています。

■普段、話している言葉について教えてください。

ク)ザンビアの公用語は英語なので、職場では英語を話します。私が働いている州では地域によって使われている言葉が異なります。そのため農家に技術指導するにときは、効率的にコミュニケーションがとれるように、その地域の言葉が話せる職員に行ってもらいます。私自身は、ベンバ語、ニヤンジャ語、ソリ語が話せます。

■ソリ語のあいさつを教えてください。

ク)こんにちは⇒アチョーニ
  さようなら⇒ダイリノ
  ありがとう⇒トゥワルンブ

♪ジェイケー「ソー・サバイバル」
 ザンビアのヒップホップの先駆者で、周辺国でも活躍しています。

■観光客にオススメの場所を教えてください。

ク)ザンビア南部の州がオススメです。特にリビングストーンに行ってほしいです。リビングストーンにアクセスがとても良く、主要な観光地へ簡単に行けます。例えば、ビクトリアの滝、ノースラウ国立公園やサウスラウ国立公園、湖ではタンガニカ湖やモエル湖が有名です。また、チャンベシ川やザンベジ川もオススメで野生のワニやカバを見ることができます。安全な場所では泳ぐこともできます。

■ザンビアの料理について教えてください。

ク)主食はシマです。炭水化物が豊富なキャッサバやとうもろこしの粉で作ります。シマと野菜、シマと肉、シマと小魚の煮干し(カペンタ)という組み合わせで食べるのが一般的です。それから、ザンビアではネズミも食べます。まず、ネズミの毛を取り除くためにちょっと焼きます。次に、内蔵を取り出し、塩を入れたお湯でボイルします。そして、天日干しをして完成です。様々な調理方法がありますが、この方法が一番好きです。味は牛肉のような感じで本当においしいですよ。ザンビアを訪れたなら、ぜひ食べてみてください。

■特別な飲み物はありますか?

ク)「モンコーヨ」や「マヘウ」という飲み物で、臼で挽いたとうもろこしをトロトロになるまで煮て発酵させた飲み物です。また、キビを使って作られる飲み物を「トブワ」といいます。南部のトンガ族の人たちの間で作られている「チワント」もとてもおいしいです。

■お菓子はどんなものがありますか?

ト)伝統的なものはあまりありません。日本のスーパーマーケットで売っているようなお菓子がほとんどです。けれども、小さい頃に食べた思い出のお菓子は、「スウィーティンバラーラ」というピーナッツ菓子です。ピーナッツの皮を取って火で炙り、軽くつぶします。砂糖を鍋で溶かしピーナッツと絡めます。大人になった今でもあの甘さが懐かしくなります。

■ザンビアの人たちが好きなことは何ですか?

ク)サッカーが大好きです。ザンビアの代表チームはアフリカ杯で優勝したことがあります。ザンビアのサッカーチームにはそれぞれレベルがあり、国の代表レベルからクラブチーム、学校などでも行われています。学校間の試合はとても盛んで、ほとんどの子供たちがサッカーをするのが好きです。私も小さい頃から、一日中裸足でサッカーをしていましたが、ルールを守ってプレーをするというより、友達と楽しんでいました。サッカー以外では、ネットボールやテニス、バスケットボールも盛んです。スポーツ以外では伝統的なお祭りも大好きです。

■ザンビアのお祭りとは?

ク)ザンビアには72に部族が住んでいますので、それぞれの伝統的な祭りが毎年盛大も行われます。国内外からたくさんの人が見に来ます。例えば、「クーランバー・セレモニー」は、ザンビアの東部のチワ族の人たちの祭りです。ベンバ族の人たちが祝う「クスフィアカングエナ」は、ワニのお祭りという意味で、ベンバ族の人たちの歴史や文化、伝統を語り継ぐために行われるお祭りです。

■ザンビアの有名人と言いますと?

ク)建国の父であるケニス・カウンダーはとても有名です。ザンビアをイギリスから独立させ平和へと導きました。最も慕われている人です。独立記念日にあたる10月24日は毎年大きなセレモニーがあり、式典などが開かれます。

♪ピージェイ「フィントゥスパノーノ」
 焦らずに少しずつ前に進めばいいんだよと歌っています。

■帯広の印象はいかがですか?

ク)とて静かで快適です。町並みも建物もとても美しいです。

■日本に来て、驚いたことはありますか?

ク)ファッションです。カラフルで独特ですね。自由に着たいものを着ているという印象です。そして、日本人はちゃんとルールに従って生活しているように見えます。例えば、ゴミのリサイクル。きちんと分別をしているので、環境汚染を減らすことができると感じました。

■帯広で楽しかったことは何ですか?

ク)盆踊りです!勝毎花火大会にも行きました。私の国では、クリスマスと新年にだけ花火が打ち上げられますが、あんなに大きくはありません。本当に大きく、とても美しく目が離せませんでした。心に残る思い出です。

■お仕事は何をしていますか?

ク)北ザンビア地域の畜産に関するスーパーバイザーをしています。それぞれの地域の責任者に地域に適した畜産の技術を教え、農家の人たちにより良い農業ができるよう指導してもらいます。

■JICA北海道(帯広)での研修について教えてください。

ク)「持続的農村開発のための畜産振興」コースに参加しています。この研修コースには様々な国から来た人たちが参加しているため、各国が抱えている課題や解決方法をシェアすることができます。孤立した国は発展しません。他の国の研修員とそれぞれの国の事情について共有することができ、とても有意義な時間を過ごしています。このコースの目的は、農村地域における家畜生産を高めることです。また、農村が発展していくために重要になってくるのが農家の人たちの意欲です。この研修を通して、農家の人たちが抱えている問題、そしてその問題を解決するための方法が明確になってきましたので、ザンビアに帰ったら実践したいと思います。また、ここで学んだ技術を同僚とシェアし、農家の人たちが実践できるように伝えていきたいと思います。

♪ジェイオービー「ハレルヤ」

■最後にメッセージをお願いします。

ク)帯広では素晴らしい時間を過ごすことができました。そして、リスナーの皆さんに伝えたいのは、JICAの活動は国と国が良い関係を築く上でとても大切なことであるということです。帯広での研修に参加する機会を与えていただいたことに感謝しています。ありがとうございます!

Lastly, I would like to say I have been having good time in Obihiro. And to listeners, I would like to encourage you that what JICA is doing is very critical because it is bringing good relationship between or among all countries. Otherwise I'm very grateful to have been given this chance. Thank you very much!

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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