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JICA帯広研修員 - ビアジェンさん(モザンビーク)

JICA帯広研修員

モザンビーク

JAGA

この記事の投稿者JAGA

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今週は、モザンビーク共和国(Republic of Mozambique)をピックアップ!

アフリカ、アラブ、ポルトガルの影響を受けたダイナミックでコントラストに満ちた文化の融合が特徴の国。

<国の位置>
アフリカ大陸の南東の海沿いに位置し、南に南アフリカ共和国、南西にスワジランド、西にジンバブエ、北西にザンビア、マラウイ、北にタンザニアと国境を接し、モザンビーク海峡を隔てて東にマダガスカルとコモロが存在する。

首都…マプト

<面積>
79.9万平方キロメートル(日本の約2.1倍)

<人口>
約2,392万人(2011年:世銀)

<民族>
マクア・ロムウェ族など43部族

<宗教>
キリスト教(41%)、イスラム教(17.8%)、原始宗教

<主要産業>
食品, 飲料, 薬品, アルミニウム, 石油製品, 繊維

出典・参考:外務省HP、ナショナルジオグラフィックHP、モザンビーク共和国HP

今週のゲストは…
JICA研修員のビアジェンさん

■よろしくお願いします!自己紹介をお願いからお願いします。

ビアジェンさん 以下ビ)はじめまして、名前はビアジェンです。国はモザンビークです。仕事は農業です。コースは農民指導です。JICAの研修員です。どうぞよろしく!

♪ ガリン・ペールス 「マラボー」
 モザンビークの若者に人気のバンド。
 タイトルは日本語で「日々」という意味。

■モザンビークはどんな国ですか?

ビ)モザンビークは、アフリカきっての陽気な国です。「ラテンアフリカ」とも呼ばれています。植民地時代にポルトガルに支配されたことで、多くのものがポルトガルから伝えられました。首都マプトには、植民地時代に建てられた建物がたくさんあり、今ではモザンビークの特徴の一つとなっています。町の雰囲気や活気からは、他のアフリカの国にはないラテンの空気を感じることができます。ポルトガルから伝わった言葉や食べ物、そして陽気な人柄も、いまではすっかりモザンビークの文化として根付いています。

■モザンビークの好きなところを教えてください。

ビ)モザンビークは調和と強調の国です。モザンビークには42以上の民族がいますが、お互いを尊重しあい平和に暮らしています。また、モザンビークは地方によって様々な問題を抱えていますが、町や州、それぞれが独立して解決するのではなく、他の地域や町が足りないものを提供したり、人が支援に行ったりして助け合います。わたしを含めて、国民全員がこのことを誇りに思い、これからも続けていけるよう努力しています。

■日本の人たちに知ってほしいモザンビークのことは何ですか?

ビ)モザンビークはいま、発展に向かって頑張っている国だということを知ってほしいです。1992年に17年にわたる内戦がおわってから、モザンビーク国民一人一人が国を良くするためチャレンジに立ち向かい、一生懸命働いています。将来国を支えていく子どもたちへの教育を改善すること、国民全員が満たされるよう農業技術を普及させること、物流を良くするためにインフラ整備を普及させること、観光資源を世界に向けてアピールしていくこと…解決しなければならない問題はまだまだたくさんありますが、モザンビークはみんなの力でどんどん良くなっています。

■普段は何語で話していますか?

ビ)モザンビークの公用語はポルトガル語です。仕事でも、家族ともポルトガル語で話します。

■ポルトガル語のあいさつを教えてください。

ビ)こんにちは⇒アロー
   さようなら⇒アディオス
   ありがとう⇒オブリガード

■モザンビークのおすすめスポットを教えてください。

ビ)モザンビークで一番人気のスポットは「イニャンバネ」です。イニャンバネには有名なビーチリゾートがあり、毎年、世界中からたくさんの観光客が訪れます。海の上に突き出た水上コテージを貸し切るのもおススメですし、高級ホテルでこの上ない贅沢をするのもおススメです。地元でとれたおいしいシーフードやトロピカルフルーツも楽しめます。

■自然を楽しむならどこですか?

ビ)モザンビークは自然豊かな国ですので、雄大な自然を感じることができる名所がいくつもあります。動物好きの人にお勧めなのが、ゴロンゴサ国立公園です。ライオンやゾウ、シマウマ、カバ、サイなど、アフリカを代表する大型の動物のほとんどを見ることができます。サファリカーに乗って冒険すると、動物たちが生活しているありのままの姿を見ることができ、運が良ければ、肉食動物が狩りをするシーンや、ゾウやシマウマの群れを見ることもできます。

■どんな音楽が流行っていますか?

ビ)今、若者の間では「ボンドル」という音楽が流行っています。わたし自身は、モザンビークの伝統的なダンスミュージック「マラベンタ」をよく聴きます。マラベンタは、モザンビークにもともとあったアフリカのリズムと、ポルトガルのフォーク・ミュージックが混ざり合ってできた音楽です。最近ではさらにポップミュージックやラップミュージックもあわさり、若者の間でも良く聴かれています。

■音楽といえば、ダンスですか?

ビ)モザンビークの人達は、みんな音楽が好きで、音楽を聴くとすぐに踊りだしてしまいます。また、アフリカの中でもダンスが上手な人が多いともいわれているんですよ。もともと伝統的なお祝いでは必ず音楽と一緒にダンスが披露されていました。いまでも、ンハンバロやイボンド、マピコ、マラベンタなどの伝統的なダンスは、お祭りやお祝いの日に見ることができます。それ以外にも、週末には多くの人がディスコやクラブ、バーでダンスを楽しんでいます。

■食べ物について教えてください。

ビ)モザンビークにはおいしい食べ物がたくさんあります。まず、誰もが一番にオススメするのは「ザンベジアン・チキン」。もともとはザンベジア地区の料理ですが、今ではモザンビーク中のみんなが好きな食べ物です。塩とスパイスで味付けをしたチキンを焼いて、ゆで野菜とフライドポテトと一緒にココナッツミルクのホワイトソースをかけて食べます。今までザンベジアン・チキンが嫌いな人には一度も会ったことがありません!
それから、チキンやシーフードを、キャッサバの葉、ピーナッツペースト、ココナッツミルクのスープで煮込んだ「マタパ」もおいしいです。モザンビークでは、料理と一緒に必ずご飯と煮豆(ムカパタ)を一緒に食べます。

■甘いものはいかがですか?

ビ)モザンビークではココナッツがたくさん採れるので、料理にもおやつにもよく使われます。よく食べるのは、すりおろしたココナッツを砂糖と混ぜて丸めたお菓子。中央部では「パタニクア」、南部では「マトリトリ」と呼ばれています。それからヤシの実を木からとって、ココナッツジュースを飲みます。

■おすすめのお土産は何ですか?

ビ)モザンビークの観光地では、ココナッツの実やきれいな貝がらで作ったアクセサリーがたくさん売っています。モザンビークの美しい海と、南国の雰囲気をぜひ日本に持ち帰ってください。

■ベストシーズンはいつですか?

ビ)モザンビークの夏である10月~12月がベストシーズンです。この時期は雨も少なく、モザンビーク観光の一番人気、インド洋に面したビーチリゾートを思う存分楽しむことができます。この時期のなかでも、特にクリスマスシーズンは世界中から多くの人が来るので、ホテルは早めに予約することをオススメします。

♪ ストゥアルツ・スクマ 「モザンビーク」
 老若男女問わず、モザンビーク中のみんなが大好きな曲で、サッカーのモザンビーク代表チームが試合をする時には必ず流れる第2の国歌ともいうべき曲。

■どんなお仕事をしていますか?

ビ)公務員として農業省に所属していますが、わたし自身は地域レベルで活動しています。国レベルでの農業の目標を達成できるように、州の農業監視・評価員として、州の農家や技術者にアドバイスや指導を行っています。

■週末はどんな風に過ごしますか?

ビ)一番好きなのは、サッカー観戦!世界中の男性が一番好きなことですね。それから家族を訪ねて一緒に過ごしたり、友人の家に遊びに行って何にもせずに過ごしたりするのも好きです。わたし自身はまだ独身ですが、弟の3人娘が可愛くて仕方がありません。その子たちに会いに行って一緒に遊ぶのが最近の楽しみです。それから、日曜には必ず家族と教会に行きます。

■日本の印象を教えてください。

ビ)1月の半ばから、約1ヶ月間の研修に参加しました。帯広に来てびっくりしたのは雪の多さと気温の低さ!こんなところでどうやって生活したらいいのかはじめは戸惑いましたが、なんとか1ヶ月間生き延びました(笑)。今が1年の一番寒い時期だと聞きましたが、そんな中でもスキーやイベントなどをして、冬を楽しむことができました。こんなに長く寒い冬の中で生活している帯広の人にとって、春の喜びはきっと大きなものだと思います。わたしは一足お先に暖かいモザンビークに戻ります。

■研修前からJICAのことをご存じでしたか?

ビ)もちろんです。JICAはわたしが働いている農業の分野で多くのプロジェクトを支援し、モザンビークの農業分野で大きな成果を上げています。モザンビークで近年消費が増えているコメの生産に関する技術移転や技術者育成を行う他、モザンビークの食糧自給率を上げるために、農産物の生産量を増やすための栽培方法や生産管理の方法などの指導などを行っています。

■JICA北海道(帯広)での研修について教えてください。

ビ)研修では、日本の農業がどのように発展してきたか、そして今どのように農業が管理・運営されているかを勉強しました。研修や視察を通じ、農業を本当の意味で発展させるためには、政府や役人が農家の人を指導し管理する事も大切ですが、農家の人々自らが参加し、様々な立場の人たちが話合っていくことがもっともっと大切だということを感じました。日本には農協という農家の組合があり、とても強い力を持っています。このような組織をモザンビークの農家が作れるよう手助けしていきたいと考えています。

■帰国後の展望について教えてください。

ビ)帰国したらまず取り組みたいのが、技術者の育成マニュアルの作成です。農家の生産能力をあげるために、どんな活動をすべきか、どのような指導を行うべきか、知識や経験を技術者同士で共有し、改善していけるようなプログラムを作成したいと考えています。

■最後にメッセージをお願いします。

ビ)帯広のみなさんに、モザンビークのこと、たくさん伝わっているといいなと思います。わたしたちが受けたおもてなし、これからも続けていってください。そしてみなさんの幸せをお祈りしています。ありがとう!

I hope I have satisfied Obihiro listeners about Mozanbique ad I desire that Obihiro people continue with hospitality they have and I deserve all the best for them! Thank you.

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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