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JICA帯広研修員 - リペンガさん(マラウイ)
JICA帯広研修員
マラウイ
この記事の投稿者JAGA
今週は、マラウイ共和国(Republic of Malawi)をピックアップ!
<国の位置>
北・北西をタンザニア、東・南・南西をモザンビーク、西をザンビアの国境と接する内陸国。
南北の長さは900km。
マラウイ湖が大きな面積を占める。
首都…リロングウェ
<面積>
11.8万平方キロメートル
(北海道と九州をあわせた面積)
<人口>
1,526万人(2009年:世銀)
<民族>
バンツー系(主要部族はチェワ族、トゥンブーカ族、ンゴニ族、ヤオ族)
<宗教>
人口の約75%がキリスト教(その他イスラム教、伝統宗教)
<気候>
マラウイは亜熱帯気候に属する。
11月から4月までの雨季、5月から8月は冷乾季、9月から10月の乾季に分かれる。
<主要産業>
農業(たばこ、茶、砂糖)
出典・参考:外務省HP、駐日マラウイ共和国大使館HP、ナショナルジオグラフィックHP、地球の歩き方HP
今週は…
JICA研修員のリペンガさん
■まずは自己紹介からお願いします。
リペンガさん 以下リ)こんにちは、マラウイから来たリペンガです。マラウイ政府の公務員としてブランタヤ地区の普及員をしています。どうぞよろしくお願いします。(チェワ語)
♪ブラック・ミッショナリーズ 「ダロ」
チェワ語で「ダーリン」という意味。
お金持ちの男の人に奪われた彼女に「帰っておいで」と歌うせつないラブソング。
■言葉について教えてください。
リ)普段は公用語のチェワ語で会話します。もしチェワ語がわからない人がいたら、もう一つの公用語の英語で話します。家でもチェワ語を使いますが、ときどき自分の部族の言葉、ヤオ語で話したりもします。
■チェワ語のあいさつを教えてください。
リ)こんにちは⇒ムリブワンジ
さようなら ⇒イェダニ ブウィノ
ありがとう⇒ズィコモ クワビリ
■ヤオ語のあいさつを教えてください。
リ)こんにちは⇒アリウリ
さようなら⇒アディエンデ ジェネネ
ありがとう⇒テュアミチレ クワバス
■ヤオ族について教えてください。
リ)マラウイの南東部、マラウイ湖の南岸のマンゴチ県やゾンバ県に特に多く住んでいます。もともとマラウイ湖で漁をしながら生活をしていた民族です。獲った魚を他の民族と交換していたので、取引が上手です。それから、ベニ族やマンガンジェ族と同じようにダンス好きの民族としても有名です。
■特別なイベントなありますか?
リ)毎年1回、寒い時期になると村の年頃の男の子が集められます。その子たちは村の外の森の中に自分たちで簡単なキャンプを作り、自分たちだけで1ヶ月過ごさなければなりません。そこで寒さや痛さ、怖さを体験し、大人になるための準備を行います。キャンプから帰ってきたら一人前の大人として認められます。実は、この儀式(成人式)は今では地方のヤオ族でしか行われていません。わたしは街に住んでいるので、この儀式は受けませんでした。
♪ヤオ族で一番好かれている歌「ニャオ」
曲にあわせて動物の格好をした踊り子たちが踊るそう。
■マラウイってどんな国ですか?
リ)マラウイはアフリカの中でも平和な国として有名です。マラウイの人達はお互いを尊敬し、助け合って生活しています。マラウイは「アフリカの温かい心(Warm Hart of Africa)」と呼ばれています。
■オススメの観光スポットを教えてください。
リ)マラウイ南部のマンゴチ県をおすすめします。マラウイの一番の観光スポットである美しい「マラウイ湖」を最大限楽しむことができる場所です。マラウイ湖固有の魚、チャンボの美味しい料理を楽しむこともできます。いくつものビーチで涼しい風を楽しめます。その他にも、有名なムランジェ山のあるムランジェ県、奴隷貿易の歴史を学ぶことができるチラズル県もおすすめです。
■おすすめのシーズンはいつですか?
リ)9月~10月がマラウイの夏で、一番過ごしやすい時期です。
■日本人にマラウイでチャレンジしてほしいことはありますか?
リ)マラウイの人は、みんな音楽が好きで、わたしも歌うのが大好きです。特にゴスペルは音楽が流れた途端にみんな歌いだします。ぜひみんなに混ざって歌ってみてください!
■マラウイの食事について教えてください。
リ)マラウイの食事と言えば、シマとチョンボです。シマはトウモロコシの粉をお湯で練って作った主食で、日本に来てから食べていないので、帰ったらすぐにたべます!チョンボはマラウイ湖でしか取れないお魚。とってもおいしい白身の魚です。マラウイに来たら必ず食べてください!
■スイーツはいかがですか?
リ)マラウイではおやつは体に悪いものという考えがあり、おやつを食べる習慣はありません。フルーツが採れるので、バナナやマンゴーをよく食べます。
■マラウイの有名人を教えてください。
リ)俳優のマイケル・ウシが今一番人気です。「ドクター・マンガンヤ」という、ヒット映画の主役で有名になりました。その映画の後も俳優だけでなく、ミュージシャンやプロデューサーとして活躍しています。その他に、陸上選手のキャサリン・チクワクワが人気で、活躍が期待されています。
♪グレース・チンガ・モファット 「コロナ」
「コロナ」はチェワ語で「十字架」という意味。
■お仕事について教えてください。
リ)マラウイの農林省で、農業普及員として働いています。新しい技術を農家の人に伝えるのが仕事です。この仕事は、自分が人より早く物事を見つけ、そのことについて人よりも詳しくなければいけません。常に新しい物事に敏感でなければいけない、大変な仕事です。農業についても詳しくなくてはいけないので、自宅の庭でもトマトやレタス、トウモロコシやナスなどを育てて勉強しています。
■お仕事の後はどんな風に過ごしていますか?
リ)仕事から帰ったら、まず庭で育てている野菜の世話をします。その他は、ゆっくりと過ごすことが多いです。簡単な運動をしたり、本を読んだりして過ごします。本は、仕事に使う知識だけではなく、自分を成長させる、人生に必要な知識を得ることができるので、できるだけ多くの本を読むようにしています。
■週末はいかがですか?
リ)土曜は教会に行きます。出かける前に畑に水をまいてその日の仕事を終わらせます。日曜にはサッカーの試合を近くの広場やテレビで見たり、友達と出かけたりするのが好きです。
■帯広には先月7日に着いたそうですね。帯広はいかがですか?
リ)来る前は、これからどんな人達と出会うんだろう、どんな食べ物が出てくるんだろう、どんな所で暮らすんだろうと、期待と不安でいっぱいでした。帯広はとても素敵な場所ですね。帯広の人達はみんなフレンドリーで礼儀が正しく、帯広に来られて本当に良かったと思います。
■帯広の気候はいかがですか?
リ)出発した時、マラウイは冬でした。日本に到着したら季節は春で、桜が満開でした。帯広の春はマラウイの冬よりも少し寒いので、すこし不思議な気持ちになりました。
■日本の食事はいかがですか?
リ)なんでもおいしいです。特に日本のフライドポテトがなんであんなに美味しいのか不思議です。
■日本で体験したいことはありますか?
リ)日本語についてもっと知りたいです。起源や文法など、日本語はとても奥が深いですね。日本語の響きがとても好きです。研修がはじまる前に日本語の授業を受けて自己紹介はできるようになりましたが、もっともっと話せるようになりたいです。
■JICAのことは以前から知っていましたか?
リ)もちろんです。JICAが実施しているシレ川中流域における村落振興・森林復旧プロジェクト(COVAMS)はとても有名です。周辺の木を伐採したことにより、マラウイの電力源であるシレ川に泥が溜まってしまい、水量が減少してしまった問題に対し、COVAMSはシレ川の周りに住む人たちに、土地を上手に管理する方法を指導し、木を植える手助けをしています。
■どんな研修を受けていますか?
リ)わたしたちは「農民主導による普及手法」という4週間のコースで、農民や普及員への指導の方法について学んでいます。
■帰国後はどんな風に研修成果を生かしますか?
リ)研修コースで得た知識や技術は、わたしのこれからの仕事、マラウイの農家の方々が直面している様々な問題に取り組んでいく方法や姿勢にとても大きな影響を与えてくれました。
■最後にメッセージをお願いします。
リ)リスナーの皆さん、こんにちは。日本に来られてとてもよかったです。いつかアフリカの温かい心マラウイに来て、マラウイの人達の笑顔に出会ってください。ズィコモクワンビリ、ありがとうございました。
Hi, listeners out there, it’s good and wonderful to be in Japan and I hope one day you will visit Malawi the warm heart of Africa and meet the ever smiling faces of Malawians. Zikomo kwambiri, Arigato gozaimashita.
♪ムベレジェ 「チャレカレカ」
■ありがとうございました。
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