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青年海外協力隊 - 氏原 圭子さん(ウガンダ)

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ウガンダ

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この記事の投稿者JAGA

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今週は、ウガンダ共和国(Republic of Uganda)をピックアップ!

<国の位置>
アフリカ東部に位置する共和制国家。
ケニア、スーダン、コンゴ民主共和国、ルワンダ、タンザニアに囲まれた内陸国。
首都はカンパラ。
ナイル川の水源「ビクトリア湖」はアフリカ最大の湖!
そのビクトリア湖に接している。
旧イギリス植民地。

<面積>
23.6万㎡
日本の約6.5割の面積(本州くらい)

<人口>
3271万人
日本の3分の1よりも少ない(人口は都市部に集中)

<言語>
ルガンダ語・英語

<民族>
ガンダ族、ソガ族、ニャンコレ族、キガ族、ランゴ族、アチョリ族、カラモジョン族、テソ族、インド系など

<宗教>
キリスト教(60%、75%とも)、伝統宗教(30%)、イスラーム(10%)ユダヤ教など

<気候>
赤道直下で熱帯に位置するが、ビクトリア湖が気候に大きく影響して、気温の変化を妨げ、雲と雨を発生させているため、ビクトリア湖に近いウガンダ南部は通年で雨が多い。反対にウガンダ北部は乾季が多く、特に11月から2月は非常に乾燥する。

<自然>
赤道直下にもかかわらずバナナ畑や茶畑などが多くあり、緑豊かな国土の美しさから、イギリスのチャーチル元首相に「アフリカの真珠」と称えられた。その恵まれた自然の中で、ゾウやライオン、絶滅の危機にひんするマウンテンゴリラ(世界でおよそ700頭といわれる、マウンテンゴリラの約半数がウガンダに生息しているといわれている!)など、貴重な野生動物が生息している。

<食事>
ウガンダの日常的な食事は、ポショというとうもろこしの粉から作った固粥や、マトケというプランテーンバナナ(料理用バナナ)をむしてつぶしたもの、これらをピーナッツや豆、肉のソースやシチューに添えて一緒に食べるスタイル。シチューには肉やチキンや山羊、牛肉、それにビクトリア湖や周辺の川でとれる淡水魚(燻したり、天日干しすることも)等が食材として使われる。また、イギリスの植民地だったインドからは、カレーやサモサ、チャパティが伝わり、これらは、先のポショやマトーケを一緒に食べることもあるくらい、ウガンダの食卓に浸透している。

出典・参考:外務省HP、ウィキペディア、地球の歩き方HP

今日の電話インタビューは、青年海外協力隊として活動中の氏原 圭子さん!(職種:養護)

■氏原さん、よろしくお願いします。

氏原さん 以下氏)こんにちは。よろしくお願いします。

■そちらは何時ですか?

氏)日本とは6時間の時差があるので、今は朝の5時半です。電気がないので、ロウソクと懐中電灯の灯りの中です。外はまだ真っ暗です。「おはようございます」は「ワシべ・オチャ」と言います。

■十勝はやっと春になり、少し暖かくなってきましたが、そちらはいかがですか?

氏)今は雨季で雨が多く降る時期ですが、今回の雨季は雨がとても少ないです。気温は、毎日23~28℃くらいで、本当に過ごしやすいです。年中、同じくらいの気温です。

■氏原さんの活動されている町は、どんな所ですか?

氏)私の任地は、首都カンパラから東方面へ約50キロ離れた「ルコメラ」という小さな町です。町というより村に近いです。地域の人たちは農業で生計をたてている人が多いので、畑がたくさん広がっていて、私の家の周りでも牛やヤギ、鶏が自由に往来しています。今も、鶏の鳴き声が聞こえます。

■ウガンダでの暮らしで何か驚いたことはありますか?

氏)ウガンダに来た時のたくさんの驚きが、今は当たり前の光景になっていて何に焦点を置いたらいいのかわからないのですが…首都カンパラは、意外と都会でした。大きなショッピングセンターがあったり、日本の中古車やバイクがたくさん走っていたりしています。交通ルールは無いに等しいので、危険です!!ドライバーは、歩行者に平気でクラクションを鳴らしたりしますし…。食べ物では、学校の給食で毎日出る「ポショ豆」、見た目は日本の煮豆がポショにかかっている感じですが、しょっぱいです。それを、手で食べます。学校の先生に「日本では豆を砂糖で煮る」と話したら、逆に驚かれました。

■ウガンダの方はどのような人々ですか?

氏)大人も子どもも、気さくで人懐っこい人が多いです。たくさん声を掛けてくれます。特に、子どもは、道を歩いているだけで遠くから声を掛けてきて、姿が見えなくなるまでずっと呼び続けている…なんてこともあります。

■氏原さんは去年の6月からウガンダで活動されていますが、ウガンダでの生活には慣れましたか?

氏)慣れたようでいて、全く慣れていない感じがします。私は英語が得意ではないので、コミュニケーションについては常に難しさを感じてしまいます。でも、ウガンダの人たちは現地語で話をするととても喜んでくれるので、片言でも現地語で話そうとはしています。ただ、やっぱり異国の地での生活は私にはちょっとキツイみたいで、これまでに何度も体調を崩してしまって周りの人たちに迷惑を掛けてしまっています。でも日々、たくさんの発見があるので、本当におもしろいですし、楽しんで生活できています。

■「養護」という職種で活動されているということですが、具体的にどういう活動をされているのですか?

氏)任地のルコメラ小学校にあるスペシャルニーズ学級を同僚の先生と一緒に受け持っています。聴覚障害の子どもがほとんどなので、手話を用いて授業をしています。学級には現在18人の児童がいて、そのうち低学年の子どもたち13人を私が教えています。

■手話は世界共通ですか?

氏)同じではありません。ですから、最初は子供たちに教えてもらいました。

■活動するうえで、どんなところに「やりがい」を感じますか?

氏)やっぱり、子ども達の学ぶことに対するどん欲さを感じたり、とびっきりの笑顔が見られたりした時にやりがいを感じます。みんながどん欲過ぎて、子ども同士ケンカになってしまうこともありますが…。ちょっと難しい問題が解けた時に、嬉しくてダンスしちゃう姿を見ると、私も嬉しくなっちゃいます。

■アフリカの人たちはダンスが上手というイメージがありますが、いかがですか?

氏)子供たちもかなり上手です!日本人とは違います。

♪U.S.A for Africa 「We Are the World」

■青年海外協力隊に応募したきっかけと、その気持ちを後押ししたものを教えてください。

氏)私は初任の南幌養護学校で5年、地元帯広に帰って帯広養護学校で5年、計10年養護学校教諭として勤務していましたが、だんだん初心を忘れてしまって、いろいろなことにラクを見つけようとしている自分に気がついてしまい、「これじゃ、いかん!!」と、一度立ち止まって、全く新しい環境でこの仕事をして自分を見つめ直したいと思いました。はっきり言って海外には興味がなかったのですが、新聞等で目にするアフリカなどの厳しい状況…日本とは物理的・環境的に異なる中で、自分は何ができるのか挑戦したいと思い青年海外協力隊に応募しました。

■ご家族や友人の反応はいかがでしたか?

氏)父は「行け!!行け!!」と大賛成でしたが、母は大反対で、時間をかけての草の根的作戦…一緒に旅行や食事に行くなど…を遂行してなんとか許してもらえた…というか、向こうが折れちゃった、て感じでしょうか。友人とか職場の同僚には「なんか行きそうな雰囲気ある」とよく言われました。

■4月1日から、JICA海外ボランティア(青年海外協力隊・シニア海外ボランティア)の春募集が始まりましたが、応募を考えている方に、氏原さんからアドバイスとメッセージをお願いします!

氏)とにかく、今までに経験したことのないことを経験するチャンスだと思います。自分の世界が広がるだけでなく、新たな自分の発見や生きること、家族のことなど、ここにいるだけで本当にいろいろなことを考えさせられます。また、訓練生活も含めてたくさんの人と人とのつながりの大切さも実感できます。迷っている、ちょっぴり興味があるという人は、ぜひ、この第一歩を踏み出してみることをお勧めします!!


4月1日からJICA海外ボランティア《青年海外協力隊・シニア海外ボランティア》を募集中です。

≪体験談&説明会≫

4月22日(日)
シニア海外ボランティア 10:00~12:00
青年海外協力隊     13:30~15:30
場所:JICA帯広国際センター
    帯広市西20条南6丁目1-2

募集要項の配布、派遣までの流れ・待遇等の説明、帰国ボランティアの体験談の発表などを行います。
参加者の年齢は不問で入場無料・予約不要、途中入退場自由です。
 
今回の募集の締切りは、5月14日。
詳しくはJICA帯広 0155-35-1210、またはHPで!


■最後にこれからの活動の目標を教えてください。

氏)帰国まで1年ないのですが、まずは体調を崩さないように気をつけること。あとは、帯広養護学校の生徒とルコメラ小学校の子どもたちとアート(絵画)を通した交流をしたいと考えています。

♪Dreams Come True 「空を読む」

■この曲は、元気が出る曲ということですが?

氏)小学生の頃からドリカムが好きですし、ボーカルの美和ちゃんが十勝・池田町出身、ということもあるのですが、歌のタイトルのようにウガンダの人は空を読んでその日の天気をピタリと当ててしまうことに、まず驚いて。あとは、詞にあるように思い通りにはいかないことが多いけど、上を見上げては、空はつながっているんだなぁ…と日本のことを思って自分を元気づけたりすることもあるので、ぜひにと思いました。

■今日はありがとうございました。

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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