もったいない

other

この記事の投稿者太田道子

2014.08.26

• ツイート
• 4033

幼いころ、ご飯粒をお茶碗に残しては
「もったいない」と、
親に叱られたものです。
今でもご飯を残す際は、とりわけ心が痛み
「もったいない」という言葉がどこからか響いてくるようです。

「もったい」というのは
世の中の物、すべては、みな互いに
もちつもたれつの関係で、
それ自身単独では
本体とすべき存在ではない、
という仏教の基本的な考えを示すもので、
「体なし」すなわち「勿体」という漢字をあてているそうです。

逆にいえば「勿体」は
物のすべてが、互いに多くの縁でつながっていて
「勿体ない」は、その一端をつぶす結果を招く
ところから出たそうです。

誰かの「おかげ」を無視して
物を無駄にする心が「もったいない」に通じるのですね。


ちなみに 「おかげさま」は
他の誰かによって生かされていることに感謝すること。

「いただきます」は
命をもらって生かされていることに感謝すること。

どれも一人だけで生きているのではなく、
多くの縁によって生かされている
という考えに基づいた言葉だそうです。

写真は、大樹町「一秀」さんのお蕎麦
残さず、いただきました。

• 新しい記事
• 古い記事

このページをシェアして友達に教えよう！
https://jaga.fm/dj_detail.php?id=785

• シェア
• ツイート
• +1
• はてブ
• 送る