「サツドラ超十勝大作戦!!」

毎月第3週目は、わたくし江畠秀美が日々の生活の中で、
これ…どうしようとか、だれか教えて～という、小さなお悩みを
サツドラさんに解決してもらおう！というお時間です。

題して「サツドラ超十勝大作戦!!　どうしよう～サツドラさん～」

今月のアドバイザーはサッポロドラッグストアーの石崎さんです。

今回はお薬について。
薬といっても錠剤、カプセル、粉、シロップと色々とあるじゃないですか。
何を基準にどのタイプを選べばいいか迷いません？

基本江畠は飲みやすいという部分で錠剤を選ぶことが多いのですが、、、

石崎さんの回答は、、、

基本的に服用できればどの剤形を選んでも大丈夫！
ですが、剤形によって特徴があります。

一般的に多い剤形「錠剤」「散剤(粉薬)」「カプセル剤」「液剤(シロップ)」の
４つのいい点、そうでない点を言いますと、

●錠剤●
メリット…においや味などが少なく服用しやすい　
　　　　　糖衣錠などのコーティング錠もある

デメリット…年齢、症状に合わせて服用ができる
　　　　　　小さな子供（基本5歳以下）は服用できないものもある　　　

●粉薬●
メリット…効き目が早い　
　　　　　年齢、症状に合わせて服用ができる

デメリット…味（特に苦み）が隠せない
　　　　　　湿気に弱い

●カプセル●
メリット…におい、味がしない

デメリット…特に湿気に弱い

●シロップ●
メリット…顆粒よりも効き目が早い

デメリット…持ち運ぶには不向き
　　　　　　開封後の期限が短い

なるほどな～。
なんとなくで選んでましたが、それぞれ特徴があるんですね。
みなさんも選ぶ参考にしてくださいね！

そして、飲み方！！
カプセルって引っ付く感じがする、とか、こどもが粉薬飲めなくて…など
飲み方に関するお悩みもありますよね。

石崎さんによると、
カプセルはたっぷりのお水で飲むという事と、
中が粉のカプセルは下を向いて飲むとカプセルが浮くので
飲みやすいんですって！
逆に中が液体のカプセルは他の錠剤と同じように
上を向いて飲むのが飲みやすいんだとか。

粉薬はゼリーやオブラートでと思い浮かびますよね。
風邪薬などはそれで飲んでも大丈夫なんですが、
胃薬など苦みや香りが刺激となって効果が表れるお薬に関しては
オブラートに包んでしまうと効果が弱まってしまうので
使わずにお水で飲んだ方が良いそうです。
頑張りましょう！！！！

続いては、飲むタイミング。
これも、食前、食後、食間などありますが、
食前ってどれくらい前なの？とか思ったことありません？
思い切って今回聞いてみました。

石崎さんによりますと、

お薬によって違いますが、、、
漢方薬など食べ物や胃酸の影響を受けたくないお薬などは「食前」の服用です。
食事の20分～30分前が目安です。

痛み止めなど空腹時に飲むと胃を荒らすお薬などは「食後」の服用です。
食事が終わって20分～30分以内が目安です。
一番多いタイプです。

胃の粘膜を保護するようなお薬などは「食間」の服用です。
食事と食事の間の時間、食後2時間が目安です。
なので、食後2時間は食間になるため、「食後」の範囲は超えていますよ！

これ、気になるけど中々聞きにくい部分だったので、
今回思い切って聞いてみて良かったな～～。

最後はクリーム、軟膏などの塗り薬について。
この二つの違いと、結局どれくらい塗ればいいのかずっと疑問だったんですよね。

石崎さんによりますと、

「軟膏」は刺激が少なく、肌が弱い人、乾燥した場合や
ジュクジュクした患部にも使えるのが特徴です。

「クリーム」はサラッとなめらかで伸びがよく、べたつきにくい。
そして水で簡単に洗い流せるのが特徴です。

どちらも皮膚の症状が見れると思うので2∼3日使用して
症状が回復してきたら薬があっていると判断できるので継続してください。

症状に変化がない場合や悪化してきた場合は使用を中止して、
皮膚科に受診されることをおすすめします。

また、塗れる範囲は成分によって違いがありますよ！
特に「ステロイド成分」が配合されているお薬は使用場所など制限があります。
例えば、顔などの皮膚の薄い場所への使用はできません。
また、皮膚の抵抗力も落としてしまう可能性があるため
感染の恐れがある場所（化膿している、水虫など）の使用も
避ける必要があります。
さらに、薬を塗る広さにもステロイド成分配合のお薬には
制限があります。
例えば、大人の方では手のひら2枚までの範囲までとされていますよ。

その他にもいろいろ注意しなければならないことがありますので、
サツドラ店頭の登録販売者のスタッフまでお声がけください。


今回もめちゃめちゃ勉強になったな～。
お薬って素人ではわからないことが多いので、
やっぱりプロに相談するのが安心ですね。
みなさんもお薬でわからないことがあった時には、積極的に
質問してみてくださいね～。