今週は、ブラジル連邦共和国（Federative Republic of Brazil）をピックアップ！

南アメリカに位置するラテンアメリカ最大の人口、面積を有する国。
豊かな資源を持ち、バイオ燃料など新しいアイディアを取り入れた近年の目覚ましい発展は南米の経済・文化の中心として世界中の注目を集めている。首都はブラジリアだが、サンパウロが最も人口が多く、また経済や金融の中心地である。

＜国の位置＞
ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ（つまりチリとエクアドル以外の全ての南米諸国）と国境を接している。

＜面積＞
851.2万平方キロメートル（日本の22.5倍）

＜人口＞
約1億9,800万人（2011年、国連人口基金「世界人口白書2011」）

＜魅力・特徴＞
ブラジルの魅力は、野生的で美しく力強い自然と、多民族の入り混じった文化です。セントロといわれる旧市街はかつてのポルトガル植民地時代の建物が重厚な景観を作っています。コパカバーナやイパネマのビーチは、一度、その白い砂と青い海、明るい太陽の洗礼を受けるとその魅力にとり憑かれてしまう。また、ブラジルの人々は基本的に明るく、人生の楽しみ方をよく知っていると言われる。また、日本からは1908年の笠智丸での移住を始まりとして、たくさんの人が移民として海を渡った。海を渡った日本人の子供たちやその子供達は異国の地で日本文化を受け継ぎ、南米に日本の伝統を伝えている。

出典・参考：外務省HP・地球の歩き方HP

今週は『世界のともだち』開催のお知らせです。

『世界のともだち』とは、帯広・十勝で暮らす外国人との交流を目的としたイベントです。世界の食文化を体験できる屋台や、キッズコーナー、カポエイラ、ベリーダンス、畜大留学生によるパフォーマンス、素敵な景品がもらえるスペシャルスタンプラリーなど、楽しいイベントがたくさんあります。

『世界のともだち 2013』

日時：7月7日（日）10時30分～15時
場所：森の交流館・十勝とＪＩＣＡ北海道国際センター（帯広）
入場無料

世界の料理が味わえる屋台やご家族で楽しめるステージなど様々な催しを予定しています。
来場される際には「マイ箸」「マイ皿」をご持参いただけると、ごみの減量につながります！ご協力をお願いいたします。

■よろしくお願いします。小野さんには毎年ご出演いただいていますね。

小野さん 以下小）はい。去年も世界のともだちのＰＲをさせていただきました。今回もまたよろしくお願いいたします。

■去年はどんな「世界のともだち」になりましたか？

小）おかげさまで、2000人を超える来場者数となりまして、外国の料理が楽しめる屋台や外国人留学生、ＪＩＣＡ研修員の方たちのステージパフォーマンスが大変好評でした。

■今年の世界のともだちはどんなことが楽しめますか？

小）世界の味が楽しめる屋台や、国際交流団体の活動を紹介するNGOブース、子供たちが楽しめるキッズコーナー、クイズ、スペシャルラリー、そして外国のダンスや音楽が楽しめるステージパフォーマンスなど、楽しめることがたくさんあります。今年は、フラダンスやカポエイラを披露していただく予定です。

■カポエイラについて教えてください。

小）ブラジルの格闘技というかダンスで500年程前に、ブラジルに連れてこられた、アフリカ人などの黒人奴隷が、自分達の身を守るために始めたものです。奴隷でしたので格闘技の練習としてはできなかったので歌や楽器に合わせ踊りのふりをしながら練習したそうです。

■森の交流館・十勝で活動しているカポエイラサークルについて教えてください。

小）カレンさんの2代前に、森の交流館で国際交流員をしていたブラジル出身のマルセロさんが行った練習会に参加した方たちが続けております。マルセロさんは既にブラジルに帰国しましたが、今でもその方たちが森の交流館で練習をしています。

■参加してみたいという方もいそうですが…？

小）当日は体験もできます。格闘技といっても実際にキックを相手に当てることは絶対にしません。力強く、華麗に、そしてトリッキーに動いて、相手との騙し合いや駆け引きが楽しめます。ぜひ参加してみてください。いい運動になりますよ。

■おなかがすいたら、屋台ですね！

小）今年は世界12の国からの出店と、国際交流団体や青年海外協力隊OB会など4団体からの出店で、合計16店舗を予定しておりまして、価格はおよそ50円～200円程度です。それぞれの国で食べられている家庭料理やお菓子などが中心で、私達日本人が食べても美味しいと思うものがたくさんありますので、ぜひこの機会に色々な国の料理を楽しんでいただきたいと思います。

♪ Michael Jackson 「Heal The World」

■ここからはカレンさんに伺います。今年4月に帯広に来られて、森の交流館・十勝で国際交流員として働いていらっしゃるそうですが、どのようなお仕事ですか？

カレンさん 以下カ）国際交流員として、森の交流館・十勝で行われる様々な国際イベントへの協力や各種イベントの準備運営を担当しています。また、今後はブラジルの紹介もしていきたいと考えています。ちなみに、自身が担当している事業は「キッズ・プレイグラウンド」です。また、「世界のともだち」、「国際ミニバレーナイト」、「ハロウィーン」、「パークゴルフ大会」事業にも関係しています。ブラジルの紹介については、学校訪問の機会を利用して行うことを考えていますが、ブラジルの紹介はそういった学校訪問の中だけではなくて、普段の生活の中でも取り組んでいきたいと考えています。

■帯広の印象を教えてください。

カ）自然がキレイなところですね。食べ物もすごく美味しい…！面白い街だと思います。帯広に来る前は、外国人の皆さんがあまりいない街なので、帯広の人たちはどんな人達かなぁと考えていました。帯広に来て2か月半が経って、こちらの人たちは明るいし、海外の文化について興味があるんだなという印象を受けています。

■日本で行ってみたいところはありますか？

カ）できれば、日本全国を旅行してみたいです。各地域の特徴を楽しみながら、色々な体験をしてみたいと思います。

■ブラジルのどちらに住んでいましたか？

カ）サン・パウロ州、カンピーナス市に住んでいました。サン・パウロ市から約１００キロ北西に離れている街です。人口は１３０万人で、ブラジル全国の有名な大学も位置しているので、研究が進んでいる街です。

■ブラジルでは何語を話していますか？

カ）基本的には、ポルトガル語が公用語で、全てのブラジル人がポルトガル語で話します。ブラジルで話されているポルトガル語は、「ブラジルのポルトガル語」とも言えます。なぜなら、ブラジルで話されているポルトガル語とポルトガルで話されているポルトガル語には違いがあるからです。でもブラジル人とポルトガル人は、お互いに理解できないわけではないです。最近、英語とスペイン語を話せる人も増えています。昔から、英語はビジネス、学校の教科、観光、外国人との触れ合いなどに使われています。スペイン語については、ブラジルの周りにある南米の国々との貿易関係が深まっているので、スペイン語にも興味を持つブラジル人が増えてきました。最近、スペイン語も、学校の教科になりました。日本語の出来るブラジル人は、これまで、二世の日系人でしたが、80年代から現在まで、日本語のできる非日系人の数が増えてきました。でも、国全体では、英語とスペイン語と比べると、日本語を話せる人は少ないです。

■ポルトガル語を教えてください。

カ）　「Oi、tudo bem?」は「Hello/Hi, how are you? /お元気ですか？」と言う意味です。
　　　「Quero ser seu amigo」は「あなたの友達になりたいです」という意味です。

■ブラジルの人たちはどんな感じですか？

カ）ブラジル人は色々な国から来た人々を祖先に持っていますので、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、そしてブラジルの先住民族の特徴が混じっていると思います。全体的にブラジル人は明るくて、パーティー、そしてジョークが好きな国民です。

■ブラジルのオススメの場所を教えてください。

カ）どんな場所を見たいかによって変わりますが，一般的な観光スポットを挙げると、サン・パウロ、リオ、アマゾン、・・・、フォス・ド・イグアス、マラニャオン、ミナス・ジェライスなどですね。

■両親やブラジルの友人と離れていますが、寂しくないですか？

カ）いいえ。帯広に来る前は、親戚も友人もいないので、ちょっと不安でしたが、新千歳空港に到着した時からみんなが優しくしてくれて、色々を教えてくれますので大丈夫です。友人も作る事ができました。みなさんに大変お世話になっています。職場のみんなも面白いし、毎日楽しいので、今は寂しくないです。

♪ Ivete Sangalo 「Não quero dinheiro」
　Ivete Sangalo（イベッテ・サンガロ）は、ブラジルのバイア州出身の有名なＡxé（アシェ）歌手ということです。Axéという種類の曲は、元々1980年代にブラジルのバイア州で生まれて、カーニバルによくあるテンポの速い曲だそうです。ちなみに、バイア州はブラジル北東部に位置する海に面した州で、州都はサルヴァドール市。このサルヴァドール市でも、リオのカーニバルと同じ規模のカーニバルが開かれているとのことです。日本人にとっては、リオのカーニバルが有名ですが、ブラジル国民にとってはどちらも有名なカーニバルのようです。

■　カレンさんが明日の「世界のともだち」で楽しみしていることは何ですか？

カ）「世界のともだち」は森の交流館・十勝の大きなイベントの１つで、様々な文化に触れ合える機会ですので、とても楽しみにしています。特に、たくさんの日本人、外国人と知り合えること、そしてステージパフォーマンスを見ることを楽しみにしています。各国の料理も楽しみです。

■Hello！JICAfeステージでは出演者の国にちなんだクイズ大会も行います。景品もたくさん用意していますので、みなさん是非、参加してくださいね。イベントのフィナーレには、皆様に参加していただける札幌ドラムサークルのドラム演奏もあります！

小）他にも世界の料理が楽しめる屋台、子供たちが楽しめるキッズコーナー、フラダンスや畜大留学生によるパフォーマンス、素敵な景品が当たるスペシャルラリーなどなど楽しい企画がいっぱいあります。今年は、他にイベントが色々ありますので、ぜひ「世界のともだち」に遊びに来てください。

■私たちも、JICAfeステージで、会場を盛り上げます!!世界を身近に感じられる、楽しいイベントです。ぜひ、ご家族でお越しください！　「世界のともだち」は明日、午前10時30分から午後3時まで、森の交流館・十勝とJICA北海道国際センター（帯広）で開催します！皆様のご来場をお待ちしています！

♪ Rihanna 「Take a Bow」

■ありがとうございました！