15

77.8MHz FMラジオ局 エフエムジャガ

帯広から全国、全世界に発信!77.8MHz FM-JAGA

サイトマップ
  1. HOME
  2. DJ-INDEX
  3. 高木公平
  4. ネオニコチノイド系農薬と生態系

DJ INDEXDJインデックス

ネオニコチノイド系農薬と生態系

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

  • 1784
ネオニコチノイド系農薬と生態系

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


ネオニコチノイド系農薬と生態系について。
文章と写真は千嶋淳さんです。


1962年にレイチェル・カーソンが著書「沈黙の春」の中で警鐘を鳴らして以来、農薬が生態系に与える影響は、さまざまな規制や取り組みがなされながらも問題であり続けています。近年、世界的に危惧されているのがネオニコチノイド系農薬(以下、ネオニコ系農薬)です。


ネオニコチノイドはニコチン様物質を意味し、イミダクロプリド、クロチアニジンなど多くの種類があります。従来の殺虫剤と比べ、人など哺乳類への急性毒性は低いといわれます。しかし、ネオニコ系農薬が広まり始めた1990年代から、世界各地でミツバチの大量死・大量失踪が頻発し、2007年春までに北半球から4分の1のハチが消えたとされます。これら「蜂群崩壊症候群」の主な原因となったのがネオニコ系農薬でした。


ネオニコ系農薬の特徴として、水に溶けやすく、地面に染み込みやすい上に長期にわたって残留する点があります。これが何を意味するかというと、農耕地で使われた農薬が地面に染み込んで周辺の川や湖沼に広がり、それらが長い年月残ることで、農地以外の生き物、特に水中の生き物や鳥に影響を及ぼすということです。実際に、農薬が地表水に高濃度で含まれる地域で、鳥の個体数が急速に減ったという論文が発表されています。著者らは餌の昆虫の減少がその理由と考察していますが、飼育下のウズラでの実験で、ネオニコ系農薬が生殖機能に異常をきたすとの報告もあり、化学物質が直接鳥に作用した可能性も否めません。


地球環境に甚大な影響を及ぼすとしてヨーロッパでは規制が強化されていますが、アメリカや日本は特に規制を行っていません。それどころか、日本は今年、ネオニコ系農薬の食品残留基準を緩和するという、世界の流れに反した動きをとっています。


農地の中に川や沼が点在する十勝平野の自然は、水溶性、浸透性、残留性の高いネオニコ系農薬の影響を受けやすいと思われますが、国や自治体は実態調査すら行っていません。早急な調査や規制が必要ではないでしょうか。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

このページをシェアして友達に教えよう!
https://jaga.fm/dj_detail.php?id=6367

----------

INFORMATIONお知らせ・プレゼント

----------

PICKUP TOPICSオススメピックアップ!

JAGA.FMホーム