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シロオビヒメヒカゲ -厳しい自然環境が亜種を育てた-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

  • 1610
シロオビヒメヒカゲ -厳しい自然環境が亜種を育てた-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


シロオビヒメヒカゲについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


聞き慣れない名前でしょうが、チョウの一種です。ジャノメチョウの仲間で全身茶色っぽい地味な色ながら、翅(はね)の裏側にはオレンジ色の中に、蛇の目模様が7つほど並ぶ部分があります。蛇の目模様の付け根側には太くて白い帯があり、それが和名の由来です。


「ヒカゲ」の名に反して、草原や林縁、河川敷など開けた環境で明るい時間帯に活発に動き、日が陰るとあまり活動しません。ヨーロッパから東アジアにかけてのユーラシア大陸に広く分布しますが、日本では北海道の東部と中部にのみ生息します。分布は局所的なものの、十勝では平野から山地の開けた環境で割と普通に見られます。道央での分布は札幌の定山渓周辺に限られ、道東のものとは別の亜種とされます。


ところが最近、世界でも定山渓周辺だけに住む亜種の純血性が脅かされています。日高山脈起源の集団が、道路の、のり面の芝を食べ、繁殖を繰り返しながら千歳付近まで分布を広げてきたのです。このまま定山渓方面まで分布を拡大すれば、2つの亜種は互いに交雑してしまうかもしれません。


大規模な道路やダムの建設というと、森林伐採をはじめ、失われる環境が往々にして問題にされます。しかし、のり面という新たな草原環境ができることはあまり注目されません。本来は森林や高い山で分断されていた、移動能力の低い昆虫などの分布が、人工の草原によって変わってしまうおそれがあります。鳥でも、のり面ができると従来いた森林性の種のかわりに、草原や潅木を好む鳥がやって来るようになります。また、エゾシカの格好の餌場ともなって、数の爆発的な増加に拍車をかけることにも繋がります。道路やダムは、私たちの生活に欠かせませんが、度を超すと自然のバランスを崩すことにも繋がるのです。



鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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