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5月5日は“こどもの日”!なのでこどもの日SP!!
その他
こどもの日
この記事の投稿者JAGA
JICA北海道国際センター帯広で研修を受けている研修員5人にそれぞれの国のこどもの日の過ごし方やプレゼント、こどもの頃の思い出などを伺いました。
≪モンゴル編~ダバさん≫
モンゴルでは6月1日が「子どもとお母さんの日」で、祝日です。この日はモンゴル中の全ての子どもとお母さんに感謝の気持ちを伝える日です。家族で旅行に出かけたり、子どもたちが喜びそうな場所、映画館やおもちゃ屋さんに行ったりして過ごします。子どもへの定番のプレゼントはアイスクリームです。
モンゴルでは子どもがある年齢になると髪を切るセレモニーを行います。これは子どもの幸せを祈うお祝いで、生まれて初めて髪を切る際に行います。男の子は3才か5才、女の子が4才か6才です。お祝いの日には親戚がたくさん集まり、子どもに服やおもちゃなどプレゼントをたくさん持ってきてくれます。私は3才の時、このセレモニーを行ないました。髪を切ってもらった時は大泣きしましたが、その後キャンディをもらって大喜びした思い出があります。
<こどもたちへメッセージ>
毎日元気いっぱいたくさん遊んでください!
♪モンゴルの子どもの歌
1曲目:マームーナーシーイル「一緒に遊ぼう」
2曲目:ゴヨゴヨ「素敵、素敵」
3曲目:ボルジモル「スズメ」
≪アルバニア編~ソニラさん≫
アルバニアの子どもの日は6月1日の「国際子どもの日」です。この日はただ単に子どもにとって楽しい日というだけではなく、児童虐待を無くすことを訴える日でもあります。また、この日は子どもたちが社会における国民の権利を学び、主張していく力を育てる日でもあります。
当日はアルバニア中で盛大に祝われ、市役所や学校では色々な催し物が開催されます。例えば。子どもたちのためのコンサートやショー、ゲーム、ぬりえコーナー。ティラナ公園では道化師やシンデレラ、白雪姫のおとぎ話のキャラクターの格好をして子どもたちと一日中遊びます。10才から15才位の子どもたちは森林の減少や遊ぶ場所の不足などを社会に訴えるためにポスターや絵を作ります。これは様々な世代の人たちとの交流を目的に行っています。
子どもたちへのプレゼントは年齢によって異なりますが、小さな女の子にはお人形、男の子には車などのおもちゃが贈られます。また絵本や本も贈られます。私が子どもだった頃は今とは違い子どもたちへのプレゼントや行事などはありませんでした。でも素敵な思い出はたくさんあります。アルバニアにはカイトデー(凧の日)というのがあり、全ての子どもたちが凧を空に飛ばします。私も子どもの頃よく飛ばしました。それから家族と一緒にビーチに行ったことが今でも素晴らしい思い出です。
<こどもたちへメッセージ>
子どもの頃にはいっぱい遊んで素晴らしい思い出をいっぱい作ってください。小さい頃から本を読むことはとても大切です。世界のことや生命の不思議についてたくさん学んでください。いっぱい学んで遊んで楽しんで成長してください。世界中の子どもたちの幸せを願っています。
♪「コンゴ エ ジャーシャス(おばあちゃんの歌)」
アルバニアの子どもたちの間で歌われている歌で、ソニラさんも小さい頃よく歌っていたそうです。
≪レソト編~ピンキーさん≫
レソトには「子どもの日」という特別な日はありません。でも子ども時代の楽しい思い出はたくさんあります。子どもたちにとってクリスマスはとても重要な日で、1年に1度この日に服や靴を買ってもらえます。年に1度だけなのでとても特別な気持ちになります。
それからクリスマスにしか食べられない料理がたくさん出ます。いろいろな種類のお肉やパン、ご飯にサラダ、ケーキ、「ハンメリ」と呼ばれるショウガジュースなどテーブル一杯に料理が用意されます。私たちは日常的にレソトの伝統的な料理を食べているため、クリスマスの日までも伝統料理が出ると大ブーイングが起こります。レソトのお母さん方はクリスマスのためだけの特別な料理を作るんです。
また、その日は近所の家々を訪問していき、その家の人たちと料理を食べたり遊んだりして過ごす習慣もあります。年に1度の楽しみなので子どもたちはクリスマスが終わり1月になると、早く12月にならないかなと待ち遠しくてしょうがない気持ちになります。今では大きな街に行くといつでも新しい服が買えますが、田舎ではずっと変わらず年に1度の特別な日になっています。
レソトの子どもたちはサッカーや縄跳び、隠れんぼ、お母さん役やお父さん役を決めて家族ごっこをしてよく遊んでいます。日本でも同じですか?
<こどもたちへメッセージ>
お父さんとお母さん、そして先生の言うことをちゃんと聞いてください。そして学校で一生懸命勉強していっぱい遊んでください。
♪マントゥサ「マバカ バカ マクホシ」
≪中国編~ディーメイさん≫
中国では国際子どもの日である6月1日が子どものための特別な日です。この日学校ではたくさんのパーティが開かれ子どもたちがステージの上で演劇や踊りなど様々なパフォーマンスをします。
また、子どもたちは遊園地や動物園などを無料で利用することができるんです。両親は子どもの日を祝うために休みを取ることもあります。子どもの日には子どもたちの幸せと健康、そして成功を願ってプレゼントを渡す習慣があります。プレゼントは本や、服、おもちゃ、食べ物など子どものほしいものをプレゼントします。とてもわくわくする日なんです。
私が子どもの頃、いつも外で遊んでいました。私の生まれた街にはとても美しい川があり、昔は冬になると川が凍ってしまうくらい寒かったんです。冬になるといつも友達と一緒にスケートをしていたことが今ではとても懐かしく思い出されます。
<こどもたちへメッセージ>
みなさんの健康を願っています。一生懸命勉強して前へ前進してください。将来是非中国に来てください。歓迎しています。子どもの日おめでとう!
♪フォン・フォン・チョア・チー「ハー・タン・ユア・サー」
≪タンザニア編~プリシラさん≫
タンザニアではアフリカの子どもの日にあたる6月16日にお祝いをします。小学生はこの日集会場に集まり、市長さんや村長さんのスピーチを聞きます。スピーチでは勉強する権利、遊ぶ権利、休息する権利についてなど子どもの権利についてのお話があります。アフリカの子どもの日に、特に子どもたちにプレゼントをあげることはありません。
子どもの頃の私の思い出は、13才の時に7年生に上がるための試験に合格し家族みんなで喜んだことです。一生懸命勉強していたけれど受かるかどうか不安でいっぱいだったので結果を聞いたとき、本当に嬉しかったです。
<こどもたちへメッセージ>
両親と年上の人を敬うことはとても大切です。それから試験に合格するために一生懸命勉強してください。あなた自身を信じて、そして今まで教えられたことを思い出せばこの世界のどんな人でも願が叶うはずです。
♪マルティーナ・チャベーレ「タンザニア」
この曲はとても古い曲で、マルティーナ・チャベーレという当時5才の女の子が世界的なフォーラムの際、スワヒリ語、イタリア語、スペイン語などの言語でタンザニアについて歌った曲。
「こどもの日」
こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日です。
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