摩周湖は、日本でもっとも、
世界ではバイカル湖についで2番目に透明度が高い湖です。
川からの流入・流出のない閉鎖湖で
山などに降る雨が土壌に浸透した後
十分ろ過されて湖に入るためと言われています。
その透明度から、青以外の光の反射が少なく、
湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれています。

池の美しさに、誰もが感嘆の声をあげるでしょう。

摩周湖（カムイト＝神の湖）の伏流水からできている
という言い伝えで「神の子池」と呼ばれています。
伏流水は1日1万２０００トンも湧き出ており
水深は５ｍほどあるそうですが、
湖底まではっきりと見ることができて、
水が湧き出ているのもわかります。
水温は年間を通じて8度と低く
青い水の中で倒木が腐らず、化石のように沈んでいます。
湖のなかには、オショロコマ（イワナの親戚）が泳ぐ姿も
見ることができます。

こうして見ると、摩周湖の水の青さ
そして、湖底に沈んでいるとも思えないほど
リアルに見える倒木が
湖水の透明度を証明してくれています。


小学校の修学旅行の時は
「晴れて湖がきれいに見えると、お嫁に行けない」という
バスガイドさんの言葉しか頭に残っていなくて
摩周湖が、なぜ「神秘の湖」なのかもわからなかった。

本当の美しさ、素晴らしさが、
裏打ちされたものを目の当たりにしたことで
改めて実感となったのです。