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JICA帯広研修員 - プラブーさん&ケインさん
JICA帯広研修員
インドカンボジア
この記事の投稿者JAGA
今週は、インド(India)とカンボジア王国(Kingdom of Cambodia)をピックアップ!
インド(India)
<国の位置>
南アジアに位置するインド亜大陸を占める連邦共和制国家。インドの歴史は古く、紀元前2500年頃のインダス文明に遡り、仏教、ジャイナ教、ヒンドゥー教などの発祥地でもある。1858年から始まる大英帝国の植民地支配から、根気強い独立運動の末、1947年に独立を果たした。
<面積>
328万7,469平方キロメートル(インド政府資料:パキスタン、中国との係争地を含む)(2011年国勢調査)
<人口>
12億1,057万人(2011年国勢調査)
<民族>
インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族等
出典・参考:外務省HP、ウィキペディア
カンボジア王国(Kingdom of Cambodia)
インドシナ半島に位置する東南アジアの立憲君主制国家。東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接し、南は南シナ海に接する。
首都はプノンペン。
<面積>
18.1万平方キロメートル(日本の約2分の1弱)
<人口>
14.7百万人(2013年政府統計)
<民族>
カンボジア人(クメール人)が90%とされている。
出典・参考:外務省HP、ウィキペディア
今週は…
JICA研修員のプラブーさん&ケインさん
■よろしくお願いします。
プラブーさん 以下プ)Hajimemashite, Prabhu desu. Yoroshiku Onegaishimasu.
ケインさん 以下ケ)Hajimemashite, Prabhu desu. Yoroshiku Onegaishimasu.
■プラブーさん、インドはどんな国ですか?
プ)インドには様々な言語、宗教や文化、習慣がありながらも、人々は「兄弟・姉妹」のように暮らしています。この独特な雰囲気は多様性の中の結束力を表します。
■普段、何語を話していますか?
プ)家族とはタミル語を話します。職場では地域で話されている言葉であるベンガル語、そして住んでいる地域や言語が異なるスタッフともコミュニケーションを取る手段として公用語であるヒンディー語を話します。上官になると英語が使われます。インドには1500もの言語があります。
■タミル語のあいさつを教えてください。
プ)こんにちは⇒ワナカム ヒンディー語ではナマステと言います。
ありがとう⇒ナンドリー
さようなら⇒ワリギリン
■インドであいさつをする時に日本人は行わない動作、何かありますか?
プ)初めて会った人同士が「こんにちは」とあいさつする時、胸の前で両手の掌を合わせて「ナマステ」と言います。
■ケインさん、カンボジアはどんな国ですか?
ケ)カンボジアはインドシナにある国で、美しい自然が多く存在します。人口の85%が農業を営んでおり、水田がたくさんあります。また、世界遺産に登録されているお寺があります。カンボジアに暮らす人々の90%がカンボジア人、5%がベトナムからの移民、そして2%が中国からの移民、3%がその他の地域からの移民となっており、様々な人たちがいます。仏教はカンボジアを代表する宗教です。
■ケインさんは、普段何語を話しますか?
ケ)カンボジアではクメール語が話されています。公的な場ではクメール語と英語が話されます。また、家族とはクメール語を話します。
■クメール語のあいさつを教えてください。
ケ)こんにちは⇒スォスダイ
ありがとう⇒オークン
さようなら⇒リーハイ
■カンボジアで、あいさつをするときに行う動作はありますか?
ケ)インドと同じように掌を胸の前に合わせますが、相手によってその位置が変わります。友達に対して挨拶する際は両手を胸の前で合わせます。両親や先生に対しては両手の親指は顎の位置、人差し指が鼻の位置になるようにします。またお坊さんや仏様に対しては親指を鼻の位置にし、人差し指はおでこにくるようにします。
♪ ジャー・ロック・カーン 「ルンギダンス」
インド映画「チェンナイ エクスプレス」で使われた曲で、映画に出演している俳優ジャー・ロック・カーンが歌っている。
■カンボジアを訪れる観光客にお薦めのアクティビティ教えてください。
ケ)お寺巡りや都会から離れた田舎街巡りはお薦めです。カンボジアのシエムリアップ州や他の州には建立されてから900年以上経つお寺があります。カンボジアの田舎の方に住んでいる人たちはとてもフレンドリーです。カンボジアに来たら伝統的な料理を楽しめますし、広大な水田風景を見ることもできます。
■カンボジアの料理について教えてください。
ケ)クメール料理では「ココ」という料理が有名です。「ココ」はスープで、その中に豚肉や魚、かぼちゃやなすび、レモングラスなどたくさんの野菜が入っていてそれを混ぜて食べます。クメールヌードルはお米で作られた麺を使い、スープは鶏肉や魚、ココナッツベースで作られます。そしてたくさんの香辛料を入れます。スウィーツでは「チェクティッシュ」というバナナパイや「チャプチャイ」というミックスパイがとてもおいしいです。
■カンボジアの人々の暮らしぶりについて教えてください。
ケ)カンボジア北部には今も土着の民族が暮らしており、10mもの高い柱の上に家を建て暮らしています。これは上から周囲の状況を簡単に見渡すことができるようにするためです。しかし、最近では洪水や森林火災があった場合にすぐに逃げられるように柱が低い家に暮らしている人がほとんどです。
■カンボジアと日本の似ているところや異なるところを教えてください。
ケ)似ているところはどちらの国の人たちもフレンドリーだというところです。でも、国民性や交通量、電気や道路などの整備状況や政策、人々の生活など全く違いますし、日本の方が進んでいることが多いです。
■プラブーさん、最近ではインドに旅行に行く人も増えていますが、インドに行ったら絶対にした方が良いこと教えてください。
プ)インドには独特な建築様式のお寺が多くあります。特にインド南部は素晴らしいです。また、1000以上の種類があるインドのストリートフード、インドの盛大でユニークな結婚式、シルクで作られたサリーや純綿で作られたインドドレス、お祭などなど、インドに来たらぜひ色々なことを見たり試したりして楽しんでほしいです。
■プラブーさんお薦めのインドのお祭について教えてください。
プ)町中にロウソクをともす光の祭典「ディーワーリー」はインドでもっとも人気があります。このお祭りの際にはクラッカーを鳴らしたり、親戚や友達とお菓子を交換したり、新しいドレスを着たり、お寺に行ったりします。その他にも春を祝うホーリー祭や女神ドゥルガのお祭「ドゥルガ・プジャ」や「オーナム」、豊作を祝う「ポンガル」など色彩豊かなお祭りが行われます。
■インドの結婚式について教えてください。
プ)州によって祝い方が異なります。また、州の中でも町によって様々です。結婚式は基本的にカラフルで華やか、3、4日かけて儀式が行われます。1000人以上の人たちが招かれ、 3食の食事は10から15種類のバラエティ豊かな料理が出されます。ダンスと音楽はインドの結婚式では重要な役割を果たします。そして結婚式の豪華さはインドでの社会的地位を象徴しています。
■インド料理について教えてください。
プ)インドは食べ物が有名な場所です。1500以上の民族のレシピがあり、地域によって異なる料理を楽しむことができます。インド北部では小麦粉と塩で作られるチャパティにジャガイモを混ぜ込んで作った「アル・パラタ」と羊と野菜の蒸し煮「マターサブジ」、ストリートフード「パニプリパウグバジー」はとてもおいしいです。インド南部の都市ハイデラバードでは香辛料たっぷりの炒めたご飯「ビリヤニ」という料理が有名。この地域には、インドのおもち「イドリー」や米粉で作った薄焼き「マサラドーサ」、日本のたこ焼きのような「パニアラム」、米粉で作った麺「イディヤパム」など様々なエスニック料理があります。ベンガルスウィーツは西部の都市コルカタがおいしいです。全ての料理を紹介することはできませんので、インドに実際に行って色々な料理を味わってください。
♪ カンボジアの伝統的な音楽「プチュンバン ゴントゥ パゴダ」
カンボジアのお盆「プチュンバン」について歌った曲で親戚と付き合うことの重要性や亡くなった人をいつまでも覚えていることは大切であることを歌っている。
■「地域住民の参加による多様な森林保全」という研修コースに参加されているそうですが、どんなコースですか?
プ)地域のボランティアの方々がどのように森の植林に参加しているかや、日本における森の植林技術、そして北海道における森林管理について学んでいます。高度でシステム化された技術や計画は日本の森林保全において行われています。これら研修で得た技術を活用することで、より多くの地域住民が森林保全に参加していくことに繋げていくことができます。
■ケインさん、帰国後、JICAの研修で学んだ事をどのように活かしたいですか?
ケ)帰国したら、最初に日本で得た技術を同僚、そしてNGO団体に伝えていきたいです。次に私自身が職場や国レベルで、ここで得た技術を実行していきたいです。そしてカンボジアに帰ったら頼られる存在になりたいです。
■プラブーさんはいかがですか?
プ)日本における地域住民の参加による森林保全の成功例をもとにインドに適した計画をたてていきたいです。また、日本で経験した素晴らしい経験を職場や家族、友人に伝えたいと思います。それから日本で学んだ良いことはインドでも実行したいと思います。
■最後にメッセージをお願いします。
ケ)ラジオに出演させて頂いたことに感謝します。また、ホームビジットで私を温かく迎えてくださったケンジさんとヤスコさんに感謝します。今日聞いてくれていると思います。このラジオ番組を通して少しでもカンボジアについて知ってくれたら嬉しいです。最後までラジオを聞いてくださりありがとうございます。このラジオ番組を通してカンボジアに来る日本人が増えることを願っています。
プ)日本の方々の親切な対応と優しさにとても驚きました。私のような外国人に対してもいつも優しく接してくれます。インドの人たちはいつでも日本のみなさんを歓迎しています。ありがとうございます。
■ありがとうございました!
♪ スンスィー・シャモット 「ビューティフル カンポット」(カンボジア)
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