「国際フェスタ in とかち 2015」（入場無料）
日時：2/14(土)・15(日)　10時～15時
会場：森の交流館・十勝
　　　JICA北海道国際センター(帯広)
　　　帯広市西20条南6丁目1番地2

■よろしくお願いします。野崎さんのお仕事について教えてください。

野崎さん 以下野）研修員受け入れ、研修員の福利厚生、草の根技術協力（北見市）などを担当しています。一昨年の4月から帯広市役所からの派遣で勤務しています。

■研修員の福利厚生とはどんなことが挙げられますか？

野）研修員に地域のイベントに参加してもらい、市民との交流をしてもらっています。具体的には、植樹や平原まつりの盆踊り、人間ばんばなどに参加してもらっています。　お茶や着付けなど日本の文化体験をしてもらうなど、土日や平日の夜の余暇のプログラムを提供しています。

■「国際フェスタ in とかち」が開催されるますね？

佐藤さん 以下佐）はい、２月１４日と１５日にJICA北海道（帯広）と隣の森の交流館で「国際フェスタ in とかち」というイベントがあります。昨年まではとかちプラザで開催していましたが、開催場所が変更になりました。

■去年も開催前にお知らせをしました！

野）昨年はとかちプラザで実施して、映画『おいしいコーヒーの真実』の無料上映会にも多くの方に来てもらいました。今年は初めてJICAと森の交流館が会場になるので、ますますプログラムが充実して見所が満載になっています。

■今年はどんなイベントがありますか？

佐）たくさんあります！昨年の『おいしいコーヒーの真実』という映画はフェアトレードを題材にしておりまして、上映後「フェアトレードのものは売っていないのですか？」「どこで買えますか？」というお問い合わせを多くいただきましたので、今年は「フェアトレード・ブース」を設けました。フェアトレード商品の展示と販売を行います。また、十勝管内でフェアトレード商品を扱っているお店の紹介もします。お子さんが参加できるイベントもご用意していますので、フェアトレードの意義などもご理解いただけたらと思っています。

■JICAの施設もいつもと違う展示になるんですか？

佐）普段、民族衣装や楽器などを展示していますが、2月14・15日は東京から「児童労働」などアフリカの生活がわかるような展示物も取り寄せて展示します。今までとは少し違う展示になる予定です。他には、青年海外協力隊が今年で派遣50周年を迎えますので、協力隊の歴史や第1号派遣の方のインタビュー、十勝管内のOB・OGの方の写真などボランティアに関するパネル展を行います。そのコーナーでは、協力隊OB・OGの方が質問に答えてくれますので、興味のある方はぜひお気軽に声をかけていただきたいです。

■JICAに行くことはあっても、どんな事業をしているのか直接聞く機会はあまりないですもんね。

佐）はい。「JICAってどんな仕事をしているの？」という疑問にお答えするJICA事業の紹介コーナーも用意しますので、お立ち寄りいただければと思います。

■小さなお子さんが楽しめるようなイベントはありますか？

野）JICAの施設では、15日限定になりますが、雪の中に投げられたみかんを各国からの研修員と一緒に探したり、雪玉で作るスノーキャンドルなど小さいお子さんも参加できるプログラムがあります。また、森の交流館の方ではインターナショナル・プリスクールによる子どもむけのレッスン「英語で遊ぼう」を両日各2回ずつ開催する予定です。また、未就学児童対象に絵本のプレゼントやスペシャルラリーもあります。当日、参加希望をお伝えください。

■雪の中のイベントでは研修員のみなさんは寒さが大変ですね。雪の降らない国からの研修員の方も多いですよね。

野）雪を初めて見る研修員がほとんどです。

■寒いですが、雪を楽しんでほしいですね。参加するお子さんも研修員のみなさんと楽しい時間を過ごしてください。

♪ ケツメイシ「子供たちの未来へ」

■先程、フェアトレードコーナや展示、小さなお子さんが楽しめるようなプログラムをご紹介頂きました。研修員の方とも交流できるのは魅力ですね。

佐）今回は、通常関係者以外は立入をご遠慮いただいている場所をご覧いただけます。研修員が生活をしている建物を見ていただく「JICA施設探検ツアー」を行います。部屋はもちろん、ジムやミュージックルームをご覧いただけるように準備を進めております。こちらは参加人数に制限があります。通路がせまいため大人数での実施は難しく、各日１回ずつで、15名限定です。当日、早めにお申し込みください。

■映画の上映はありますか？

野）今年は１４日と１５日、それぞれ別の映画を上映します。14日はバレンタインデーです。「バレンタイン一揆」という映画を上映します。高校生と大学生の3人の女の子たちがアフリカのガーナに行き、子供たちがカカオ農園で働かされ学校にも行けない現実に出会います。いわゆる児童労働です。3人が帰国し、「バレンタインデーにはフェアトレードのチョコレートを選んでほしい！」とある行動を起こします。高校生と大学生の女の子の素朴でストレートな思いが伝わる良い映画です。あらゆる方にご覧いただきたいのですが、特に同年代のみなさんにご覧いただけたらと思っています。また、映画に合わせて、フェアトレード北海道 代表の高見早苗さんのトークショーを行います。フェアトレードについてわかりやすく説明していただきますので、関心のある方はぜひお越しください。15日の映画は「世界の果ての通学路」です。道なき道を何時間もかけて通学する子どもたちを追ったドキュメンタリーです。ケニア・モロッコ・インド・アルゼンチンの子供たちが学校に行く様子を描いています。映画の中でそれぞれの文化や宗教、生活習慣などが垣間見ることができます。また、家族を大切にすることや、親や兄弟姉妹に対する責任感や思いやりなどが見える場面があります。この映画から学ぶことがたくさんあると思います。さらに、「学校に行く意味」や「将来の夢を持つこと」を考えさせられます。
この映画に出てくるケニアでの活動経験を持つお二人のトークセッションもあります。お一人は、高見早苗さんです。山口ケニアを知る会の代表で、協力隊としてケニアに派遣された経験もお持ちです。もう一人は、石井優子さんです。ケニアのNGOで子供たちの栄養調査をされていました。ケニア以外のアフリカの国での経験もある方です。お二人には、アフリカの国の村の様子や学校事情などについてお話しいただきます。普段、聞くことのできないお話が聞けますので、ぜひ多くの方にお越しいただきたいと思います。

■本当に盛りだくさんですね。いろいろ見て、学んで、遊んで、お腹がすきそうですが、確かJICAにはレストランもありますよね。

佐）普段からJICAレストランは多くの市民の皆さまにご利用いただいております。アジア料理など世界が味わえる通常メニューを提供しているレストランですが、14日と15日限定で「羊肉とヒヨコ豆の煮込みモロッコ風クスクス添えピタパン付」をご用意いたします。なかなか食べることのできないモロッコ料理をお召し上がりいただけます。ただ、各日20食限定ですので、お早目にレストランへお越しください。羊肉の入った辛めの「中央アジア風うどん」や「タイ・トムヤムクン風フォー」なども期間限定で提供中ですので、こちらもぜひ召し上がってみてください。

■早めにまずはレストランへ行った方が良さそうですね。

♪ Perfume「チョコレート・ディスコ」

■2/14・15の両日、帯広の森にあるJICA北海道（帯広）と、森の交流館・十勝で「国際フェスタin とかち」が開催されます。両日とも10：00～15：00で、予約なしで時間内はいつでも入れますが、プログラムによっては先着で定員が決まっているものがありますので、お気をつけください。国際フェスタ全体のご質問は、十勝インターナショナル協会事務局：電話 0155-34-0122、無料映画上映会に関するお問い合わせは、JICA北海道（帯広）：電話 0155-35-1210、またはJICA北海道（帯広）のホームページをご覧下さい。

JICA北海道(帯広)HP
http://www.jica.go.jp/mobile/obihiro/event/2014/141222_01.html