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青年海外協力隊OG - 石井優子さん(ニジェール)

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ニジェールエジプト海外ボランティア

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この記事の投稿者JAGA

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今週は、ニジェール共和国(Republic of Niger)とエジプト・アラブ共和国(Arab Republic of Egypt)をピックアップ!


≪ニジェール共和国≫

<国の位置>
西アフリカのサハラ砂漠南縁のサヘル地帯に位置する共和制国家。
内陸国であり、アルジェリア、マリ、ブルキナファソ、ベナン、ナイジェリア、チャド、リビアと隣接する。

<面積>
1,267,000平方キロメートル

<人口>
1,529万人(2009年)

<言語>
フランス語(公用語)、ハウサ語等

<民族>
ハウサ族、ジェルマ・ソンガイ族、カヌウリ族、トゥアレグ族、トゥープー族、プール族等

<宗教>
イスラム教、キリスト教、原始宗教

<気候>
6~9月が雨季、11~2月が乾季となる。3月から10月までは気温が非常に高く、湿度も低く乾燥している。特に4月、5月が最も暑く、日中摂氏50度を越えることもある。12月~2月は比較的涼しく日没後は20度を下回ることもある。

<経済>
主要貿易品目(2010年、EIU)
(1)輸出 ウラニウム、畜産、金
(2)輸入 資本財、食品、石油製品

<食料>
雨季(7~9月)には穀物(ミレット、ソルガム、トウモロコシなど)乾季には野菜という生産サイクルである。穀物生産は雨量に左右され、現在のところは外国からの援助に依存している状態である。食品の出回り状況は、時期によって野菜の種類が減ることもあるが、市場から商品がなくなることはない。スーパーマーケットはニアメ市内に数件あり、ある程度の食品は入手できる。ただし、ほとんどが輸入品であるため価格は高め。日本食品の入手はまったく不可能である。露店市場は通常、値段交渉をしなければならない。

出典・参考:外務省HP、ウィキペディア、「国際協力情報ファイル」国際協力機構


≪エジプト・アラブ共和国≫

<国の位置>
エジプトは、アフリカ大陸の北東に位置している。
西にリビア、南にスーダン、北東にイスラエルと隣接し、北は地中海、東は紅海に面している。
南北に流れる6,650kmのナイル川の河谷とデルタ地帯(ナイル・デルタ)のほかは、国土の大部分が砂漠である。ナイル河口の東に地中海と紅海を結ぶスエズ運河がある。

<面積>
約100万平方キロメートル(日本の約2.6倍)

<人口>
8,254万人(出所:2011年世界銀行)

<言語>
アラビア語

<民族>
主にアラブ人(その他、少数のヌビア人、アルメニア人、ギリシャ人等)

<宗教>
イスラム教、キリスト教(コプト教)

<気候>
地中海性気候の北部海岸地方以外は砂漠性気候で、雨はほとんど降らない。5~9月が夏季、11~3月が温暖な冬である。春(4月頃)になると国中でハムシーンと呼ばれる砂混じりの熱風が吹く。首都カイロの年間平均気温は摂氏22度で、年間降雨量は24mm程度である。冬には、夜間の気温が5度以下に下がり、セーター、フリースといった保温性の高い衣服が必要になることもある。

<観光>
エジプトの観光地・保養地は、カイロ圏のピラミッド、地中海沿岸のアレキサンドリア(7世紀にわたり、古代学術の中心として発展した歴史都市)、アラメイン、マルサマトルーフ、ポートサイド、上エジプト地域のルクソール(王家の谷を代表とした世界遺産の宝庫。世界最大の屋外博物館と呼ばれている)、アスワン(ナイル川やナセル湖に浮かぶ神殿)、アブシンベル(3000年以上の時を経て現存する、ラムセス2世とその妻により建造された古代神殿で有名)、紅海沿岸のハルガダ、砂漠地域のシーワオアシス、バハレイヤオアシス、シナイ半島のシャルムエルシェイク等多彩である。なお、夏の上エジプト・砂漠地域は暑く、あまり観光には適さない、冬の地中海沿岸は気温が低く雨も多いなど、地域毎、季節毎に特性がある。
エジプト国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が6件、自然遺産が1件登録されている。

<食事>
エジプト人にとって最大の楽しみは「食事」と言われるほど、食文化を大切にしている。ナイルの水がもたらす豊富な農作物、地中海でとれる新鮮な魚介類などエジプトにはたくさんの食材があり、種類も豊富。米や豆の生産量も多く、季節によっていろいろな野菜や果物が食べられる。エジプト料理は、地中海料理と中近東料理の要素が融合されたもので、トマトを多用するので日本人にもなじみやすい味。料理に使われる肉は、羊、牛、鶏肉が中心。会話を楽しみながら、サラダとスープから始まり、肉、魚のメイン、最後は甘いデザートとシャイ(紅茶)、さらに水たばこで一服というのが、エジプト人の一般的な食事の流れ。

出典・参考:外務省HP、ナショナルグラフィックHP、ウィキペディア、「国際協力情報ファイル」国際協力機構

今週のゲストは…
JICA青年海外協力隊OGの石井優子さん(千歳市出身)
現在はICA北海道(帯広)勤務。

■よろしくお願いします。

石井さん 以下石)よろしくお願いします。

■石井さんは、1999年に青年海外協力隊に参加、アフリカのニジェールで「幼稚園教諭」として活動され、現在はJICA北海道(帯広)で 市民参加協力調整員として、学校での開発教育関連の仕事などをされています。 まずは、石井さんが派遣されていたニジェールについてお伺いします。

石)世界最貧国のひとつであるニジェールでの暮らしは、国土の3分の2は砂漠なので、まず「暑さに慣れること」からはじまりました。道産子は汗をかきにくい体になっていますから、それはもう毎日が熱射病のような感じで…3か月で6㎏、6か月で10㎏痩せましたね。何もない国でどんどん痩せていくと、このままどうにかなってしまうのではと心配になるのですが、どこへ行っても「女心」はあるもので「自然なダイエット」と思い前向きに喜んでいました。ちなみに1度、気温が60℃になったことがありましたよ(笑)
人々はやさしく素朴で…いい国でした。本当に何もない国だったので、何をするにも知恵と工夫が試されました。そう、自分で考えて廃材を使って教材をつくったりしていましたね。

■ニジェールの食事はいかがでしたか?

石)はい。すぐなじめましたよ。世界中のどこへいってもイモ類はありますので、それを食べて生きていた感じです。普段現地の方々は「ヒエやアワ」を食べていました。また、フランスの植民地だったこともあり、道端で安くフランスパンが売られていました。そのフランスパンに大豆をつぶして揚げたコロッケ(チェチェナ)を挟んで辛いソースをつけて食べるのが最高でした。
その他、「キリシ」羊の肉の薄切りで、乾燥させ辛い粉をつけて食べるのですが、それがまたおいしくて!イメージはビーフジャーキーのようなものですね。

■言葉はどうですか?不自由はしませんでしたか?

石)言葉は不自由しましたよ。公用語がフランス語だったのですが、協力隊の訓練所で語学を教えてくださったのはパリジェンヌ。ニジェールでは独自のフランス語もあったりして、覚えるのに相当時間がかかりました。職場ではフランス語とハウサ語を使っていました。市場(地元の人々)ではザルマ語が主流でしたね。もう頭の中は混乱しっぱなしでした。もともと文法で言葉を覚えるよりマーケットで間違えながら恥をかいて覚えていくタイプですから…時間がかかりましたね。

■派遣前の研修のお話がありましたが、青年海外協力隊の派遣の流れというのはどのような感じですか?

石) まず日本には2か所訓練所があります。長野の駒ヶ根、福島の二本松です。そこで70日間の訓練を行うのですが、ほとんどが語学漬けです。朝はラジオ体操、マラソンからはじまります。規則正しい生活は何ともいいものでしたよ。そのほか予防接種があったり、講義を受けたり、隊員として必要な資質を身に着ける場でもありました。日本各地から様々な分野の人々が集まり、それはもう刺激的な毎日でしたよ。

♪ マービンゲイ 「What’s Going On」

■ジェールのお話を伺いましたが、エジプトでも活動していたんですよね?

石)はい。エジプトでは、ポートサイドという港町の幼稚園に配属され、直接子どもたちに運動や絵画制作を教えていました。なかなか興味深い状況でしたよ。

■2度の協力隊経験がある石井さんですが、ボランティアに参加されて、一番「良かったな」と思ったのはどんなことですか?

石)それぞれの国で、いろんな人と出会えたことですね。そして日本では気づくことができなかった「大切なこと」を教えてもらいました。ニジェールでは、どんな過酷な環境でも生きていくことができる人間のからだのすばらしさ、ものがないなかでの創意工夫を学びました。エジプトでは、家族の大切さと、人をもてなす心を学びました。両者とも、日本にいたらあまり意識しなかったことかもしれません。このことに気付けて本当によかったと思っています。自分だけのものにするのはもったいないので、出前講座などを通じて児童・生徒にわかりやすく伝えボランティア体験を還元しています。

■そんな海外ボランティアですが、現在募集中ということで、募集年齢やどういった職種があるか、具体的に教えていただけますか?

石)青年海外協力隊は20~39歳までの日本国籍をもつ男女、40歳から69歳まではシニア海外ボランティアとなっています。募集に関しては春、秋の年2回、原則2年間の活動です。職種は9分野で(計画・行政、商業・観光、公共・公益事業、人的資源、農林水産、保健・医療、鉄工業、社会福祉、エネルギー)それぞれ約200種類ほどあります。

■10月1日(火)から青年海外協力隊・シニア海外ボランティアを募集中です。締切りは、11月5日(火)、体験談&説明会のご質問はJICA北海道(札幌)011-866-8333、募集に関する情報は、JICAホームページをご覧ください!

♪ マイケルジャクソン 「Man In The Mirror」

■この曲を選んだ理由を教えてください。

石)世界を変えようと思っていても、自分自身が変わらないと何もかわらないよというメッセージが込められています。まさに途上国で活動しようと意気込んでいる自分に言えることですね。まずは相手を受け入れることからはじめないと。自分が変わらないと相手も変わらない。互いに分かり合い力を合わせることによって世界が変わっていくのだと思うのです。この曲を聞くと、つまずいている自分から一歩抜け出し、このままではいけない!前進しないと!と、とても前向きになれるのです。

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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