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JICA帯広研修員 - ジャルワットさん(タイ)

JICA帯広研修員

タイ王国

JAGA

この記事の投稿者JAGA

  • 4026

今週は、タイ王国(Kingdom of Thailand)をピックアップ!

<国の位置>
インドシナ半島の中央に位置する立憲君主制国家。
ミャンマー(ビルマ)、ラオス、カンボジア、マレーシアと国境を接している。

首都…バンコク
※正式名称:クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタ ニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット

<面積>
約51万4000平方キロメートル(日本の約1.4倍)

<人口>
6,338万人(2008年末)

<民族>
大多数がタイ族。中華系、モーン・クメール系、マレー系、ラオス系、インド系、
山岳部にはそれぞれの文化や言語をもった少数民族が暮らしています。

<宗教>
大多数が仏教徒

<気候>
タイは熱帯に位置しており、年間を通じて気温は高い。
季節は一般的に雨季、乾季、暑季の3つに分けられる。

<主要産業>
観光, 繊維, 衣料

出典・参考:外務省HP、地球の歩き方HP、ナショナルジオグラフィックHP、タイ王国観光局HP

今週は…
JICA研修員のジャルワットさん


■よろしくお願いします。それでは、自己紹介からお願いします。

ジャルワットさん 以下ジ)ジャルワットです。タイのバンコクからです。JICAの研修員です。コースは畜産振興です。どうぞよろしくお願いします。

♪バード・トンチャイ 「オーラ ノー マイラブ」
 タイの大御所シンガー。
 恋人の会話を歌っている。男の子が「これから遠くへ働きに行くけど、お金がたまったら結婚しようね」と彼女に伝えている様子を歌っている。

■普段、何語を話しますか?

ジ)タイではみんながタイ語を話します。でも、同じタイ語を話しているのに、地方によって全く違って聞こえます。例えばチェンマイなど北部の地域の人はゆっくり優しく話し、南部の人は短く速く話します。わたしの出身地の東北部の人の会話もまた違うように聞こえますが、みんなお互い理解することができます。

■タイ語のあいさつを教えてください。

ジ)こんにちは⇒サワッディー
  男性なら「クラッブ」、女性なら「カー」をつける。
   さようなら⇒「こんにちは」と同じ「サワッディー」
   ありがとう⇒「コプクン」
   男性なら「クラッブ」、女性なら「カー」をつける。

■タイはどんな国ですか?

ジ)タイ王国は名前のとおり、王様が国を治めています。王様は国民のためにたくさんのことをしてくださっていて、国民はみんな王様を尊敬しています。また、タイの人たちは穏やかで優しく、そのためタイは「笑顔の国(Smile land)」とも呼ばれています。タイの人たちは誰かに会うと必ず「サワッディー クラッブ/サワッディー カー」と笑顔であいさつを交わします。また、自分のために誰かが何かをしてくれたら必ず「コップン クラッブ/コップン カー」と感謝を伝えます。とても礼儀正しい国民性で、わたしはこのことを誇りに思っています。

■タイは仏教の国ですね。

ジ)タイ国民のほとんどが仏教徒で、仏教の教えに基づいて日々の生活や人生、自分自身について考えて暮らしています。そして日曜日には必ずお寺に行きます。わたしも母親と毎週お寺に行きます。また、毎日早朝には、お寺から町にお坊さんがやってきて、町の人たちは彼らにごはんを渡します。そのごはんを持って帰って、お坊さんたちはその日の修行に励みます。タイの男性はみんな一生に一度必ず出家をしてお寺で修行をするんですよ。タイの生活や文化には仏教が根付いています。

■オススメの観光スポットを教えてください。

ジ)「ワット・プラケオ」というお寺がおすすめです。18世紀の王様ラーマ1世が建てたお寺で、「エメラルドの寺」と呼ばれています。天国のような美しいお寺で、王宮や国のお祭りが行われるのもこの場所です。また、ワット・プラケオはバンコクの中心部に位置しているので、周りには他のお寺やショッピングスポットなど観光施設がたくさんあります。この地域には何でもあるので、初めての人でも困ることはありません。

■まだありますか?

ジ)もしあなたが仏教徒なら、バンコクから車で20分のノンタブリにある「チョンプラタン寺院」がおすすめです。毎週日曜の朝9時から12時まで修行の様子が一般に公開されています。100人以上のお坊さんに混ざって法会(?)に参加することができます。また、お坊さんと写真を撮ることもできますよ。ただ、お寺にいくときには修行中のお坊さんたちに何か料理を持っていってください。

■タイ料理について教えてください。

ジ)タイ料理で一番有名なのは「トムヤム」。「トム」はタイ語で「煮る」、「ヤム」は「混ぜる」という意味です。ハーブと野菜、トウガラシ、タマネギ、レモン果汁で作ったスープの中にお肉やシーフードを入れて煮込みます。有名な「トムヤムクン」はエビが入ったスープで、「クン」はエビのことです。
タイの人たちの普段の食事はシンプルで、炒めたお肉と野菜をごはんと一緒に食べます。わたしが一番好きな料理は「トムカーカイ」。鶏肉とハーブをココナッツミルクで煮込んだスープです。

■食後には何か食べますか?

ジ)タイの食事は辛いものが多いので、食事の後には果物やデザートで口直しをします。フルーツならマンゴーやパパイヤなど季節のフルーツ、お菓子なら卵とお砂糖を使った小さなお菓子が多いです。

■タイ国民に人気の場所を教えてください。

ジ)もちろん水上マーケット。タイには川が多く、タイの人たちは昔から川の近くで生活しています。新鮮な魚介類を買うなら絶対に水上マーケットです。お客さんは桟橋のような場所を歩いて、自分の欲しいものを探します。その周りを食品や雑貨を積んだ舟が囲んでいます。欲しいものがあったら、声をかけて近くに来てもらいます。ごはんを売っている舟もたくさんいるので、ここでご飯を食べる人もたくさんいます。水上マーケットには大規模なものや小さいもの、観光客に人気のマーケットなどいろいろありますが、わたしのおすすめはアムパワーにあるマーケットです。土曜日と日曜日の午後2時~8時に行くとお店がたくさん出て一番にぎわっています。

■タイの家庭になくてはならないものはありますか?

ジ)タイの人たちは必ず家の外でイヌを飼っています。一家を守る番犬で家族の一員です。わたしのうちでは家の中にネコも飼っています。

■タイのお祭りを教えてください。

ジ)タイでお祭りと言えば「ソンクラン」、水祭りです。4月の中旬、タイの一番暑い時期(32~40度)に旧正月を祝って行われますソンクランの間は4~5日の大型連休で、期間中は、会う人会う人みんながお互いに水を掛け合います。また、この連休には里帰りをして家族と一緒にお祝いします。もちろん家族にも水をかけます!

■タイを訪れるベストシーズンはいつですか?

ジ)一番のおすすめは11月中旬です。雨期が終わって冬に入る時期で、気温は28度~35度と比較的過ごしやすい気候なので日本からの観光客におすすめです。「ローイクラトン・フェスティバル」が行われるのもこの時期で、毎年11月の満月の夜に、農業の収穫を水の精霊に感謝しバナナの葉とお花で作った灯篭(ローイクラトン)を川に流します。チェンマイではこの日、コムローイと呼ばれる小さな熱気球を空に放ちます。その様子はとても幻想的です。もしこの時期にタイを訪れるなら必見のイベントです。
また、雨季の6月から10月もおすすめです。雨季といっても1日中雨が降り続くことはありませんし、美しい花が咲き、様々な種類のフルーツを楽しむことができます。飛行機やホテルも安いのでこの時期を狙ってくる観光客も多いです。

♪ノップ・ポンチョムニ 「シーズン・チェンジ」
 タイの若者に人気歌手。
 「雨の後は必ず晴れる」と歌っている応援ソング。

■帯広にはいつ来ましたか?

ジ)帯広に到着したのは7月12日です。日本に来るまでの間はずっと、どんなことがわたしを待っているのだろうと想像してとてもわくわくしていました。到着して成田空港が羽田空港から遠く、長時間移動しなくてはならなかったことに少しびっくりしましたが、移動中に日本語が書いてある看板をたくさん見て、ああ日本に来たんだなぁと実感できました。

■帯広の印象はいかがですか?

ジ)とても静かで落ち着いた雰囲気の街ですね。みんな家の中にいて外で出歩かないんでしょうか?あまり外で人を見かけることがありませんね。

■日本に来て驚いたことはありますか?

ジ)日本の人たちが環境に優しいこと!自転車を使って移動する人が多いですね。交通ルールを守ってみんな安全に走っています。わたしも帯広では自転車に乗っていろいろな場所へ出かけています。とても楽しいです!でも、もしタイで同じようにみんなが自転車に乗って移動したら、車がとても多いのできっとたくさん事故が起こってしまうと思います。

■日本で挑戦してみたいことはありますか?

ジ)日本の夏を満喫しています。平原祭りで浴衣を着て盆踊りをしましたし、今日は花火大会に行きます。この時期に日本に来ることができ、とてもラッキーだと思います。挑戦したいことは、あと半月ほど帯広にいるので、自転車に乗ってもっとたくさんの場所に行ってみたいです。お勧めの場所があったらぜひ教えてください!

■ジャルワットさんのお仕事はなんですか?

ジ)私は国家公務員として、畜産分野の普及職員をしています。自分の担当する地域の農家の人たちや農業グループ、企業を訪問し、指導したり、その人たちと一緒にどうしたら生産性が向上するか話し合ったりします。また、酪農分野を担当する別の省庁や機関、大学などと連絡を取り、私たちのプロジェクトへの協力を要請したり、合同でプロジェクトを計画・運営したりもします。常に新しい情報を集め、勉強しなければならない大変な仕事ですが、誇りを持って働いています。

■JICAはタイでどんな支援をしていますか?

ジ)JICAはわたしが所属する畜産分野だけでもたくさんのプロジェクトを支援しています。また、JICAはタイから多くの研修員を受け入れ、帰国した研修員は自分が学んだ日本の技術をタイで活用しています。わたしも今回そのひとりとして日本で研修を受けられることを誇りに思っています。

■JICA北海道(帯広)での研修について教えてください。

ジ)私は「持続的農村開発のための畜産振興」というコースで研修を受けています。日本、特に十勝地方の農業普及の歴史やその方法、日本の畜産業の経験や知識を学んでいます。普及職員として、より良い方法やアイデアを常に探しているので、日本の経験や技術はとてもためになります。自分たちの地域に合った方法があればすぐにでも使ってみたいと思います。

■帰国後、研修をどう生かしたいですか?

ジ)実は、今自分の関わっているプロジェクトで使えるアイデアを研修から得ることができたらと考えていました。研修では、期待していた以上の知識やアイデアを得ることができ、広く見聞を深めることができました。帰ったらすぐにこの知識を多くの人たちに伝えられるよう、プロジェクトに加えていこうと考えています。

♪バード・トンチャイ 「ファンジャ」
 タイの4地域の方言を使い、全国のファンに感謝を伝えている。

■最後にメッセージをお願いします。

ジ)Thailand is a freedom country; almost the people are the Buddhists. We have culture similar Buddhist countries. Come to Thailand to see Thai culture, delicious food and a lot of kinds of fruits. Enjoy your life in “the smile land”! Welcome to Thailand!

タイ王国は国民のほとんどが仏教徒の自由な国です。タイと日本は同じ仏教文化を持っていますね。ぜひタイに来てその文化を見てください。おいしい食事や様々な種類のフルーツを味わってください。「笑顔の国」タイ王国にぜひいらしてください。

■ありがとうございました!

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クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

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