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JICA帯広研修員 - メギーさん(ジンバブエ)
JICA帯広研修員
ジンバブエ
この記事の投稿者JAGA
今週は、ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)をピックアップ!
ジンバブエは、「石の家」という意味。ヨーロッパや南アフリカの人々に人気の、雄大な自然と観光資源に恵まれた国。野生動物たちが生息する国立公園、ビクトリアの滝、遺跡グレート・ジンバブエなど世界的な有名観光スポットも点在する。
<国の位置>
ジンバブエはアフリカ大陸の南部に位置し、高原の広がる内陸国。
ザンビア、ボツワナ、南アフリカ共和国、モザンビークと国境を接している。
<首都>
ハラレ
<面積>
39万平方キロメートル(日本よりやや大きい)
<人口>
1,252万人(2009年 世銀)
<民族>
ショナ族、ンデベレ族、白人
<宗教>
キリスト教、土着の伝統宗教
<気候>
季節は一般的に雨季、乾季、暑季の3つに分けられる。
<主要産業>
鉱業 (石炭・金)、 鋼鉄、 木材製品
出典・参考:外務省HP、ナショナルジオグラフィックHP、地球の歩き方HP
今週は…
JICA研修員のメギーさん
■よろしくお願いします。まずは、自己紹介からお願いします。
メギーさん 以下メ)こんにちは、メギーです。ジンバブエのサウスプロビンスで栄養士をしています。どうぞよろしくお願いします。
■ジンバブエでは、何語を話していますか?
メ)普段の生活ではショナ語、たまに英語を使います。英語はジンバブエの公用語なので、オフィスでは英語を使っています。住んでいる地方によってはンデベレ語を話す人もいます。
■ショナ語のあいさつを教えてください。
メ)こんにちは⇒マカディニ
さようなら ⇒サライ シャカナカ
ありがとう⇒タテンダ
■ショナ語で好きな言葉を教えてください。
メ)ゾカ ウヤムウェ
さみしくなったらいつでもお母さんの所へ帰っておいで!
♪チャールス・チャランバ「ブルーカ」
(ジンバブエのゴスペル)
■ジンバブエの良いところを教えてください。
メ)平和なところです。ジンバブエでは、すべての子供が小学校に通うことができます。すべての人が等しく教育を受ける権利を持っていることに誇りを感じています。
■おすすめスポットはどこですか?
メ)ジンバブエのみんなが薦めるのは、ビクトリアの滝。とても大きな美しい滝です。でも、そのほかにもたくさんの美しい場所があって、いろんなタイプの観光客に満足してもらえる国です。野生動物を見たい人にはワンゲ国立公園。遺跡に興味がある人には、グレートジンバブエがおすすめです。国の名前の由来となった大きな遺跡です。
■おすすめのシーズンを教えてください。
メ)冬(5~7月)がおすすめです。冬と言っても、帯広のように寒くなったり、雪が降ったりすることはありません。お天気も安定していて、ジンバブエで一番快適な季節です。
■知っておいた方が良い習慣はありますか?
メ)もしジンバブエに友達ができて、その人のおうちにおじゃますることになったら、かならず門の外から「ティシカオー」と叫んでください!「ティシカオ」は「入ってもいいですか?」と言う意味。これを言わないで家に入るのはとっても失礼。もし知っていたら、きっとみんなに「礼儀の正しい人だ」と感心されますよ!
■流行っていることはありますか?
メ)砂金とダイアモンド採りです。でもこれは違法なので、見つかったら逮捕されてしまいます。それでも多くのジンバブエ人が一攫千金を夢見て、こっそり山や川を掘っています。私は警察に捕まるのが怖いので行ったことはありません。
■食べ物について教えてください。
メ)トウモロコシの粉で作ったサザが主食です。ビーフシチューと野菜と一緒に食べます。地方ではタンパク源として伝統的にイモムシを食べる習慣があります。日本にも似たような習慣があると聞きました。
■週末はどんな風に過ごしていますか?
メ)キリスト教を信仰しているジンバブエの人達は、週末はかならず教会に行きます。礼拝の後、教会で友達と話してお昼を一緒に食べるのが習慣になっています。
■ご家族とは?
メ)主人と2人の子供と一緒に暮らしています。とっても幸せな家庭です。主人は釣りが好きなので、週末はみんなで釣りに行くこともあります。
■旅行が好きだそうですね?
メ)はい。ジンバブエ国内の各地に遊びに行きます。また、ジンバブエはたくさんの国に囲まれている内陸国なので、南アフリカやボツワナなどにも簡単に行くことができ、何度も出かけました。今まで行った中で一番良かった場所は、南アフリカの大都市ヨハネスブルグ。略して「ジョバッグ」と呼んでいます。
♪バヴァティ・バジェオバ「マザンバラ」
(ゴスペル)
■帯広に到着したのはいつですか?
メ)11月8日です。帯広の美しさにとても感動しました。
■日本に来て驚いたことはありますか?
メ)道路の美しさです。交差した立体の高速道路にも驚きました。
■日本の好きなところはありますか?
メ)思いやりと誠実さ。子どもも大人もみんなとても親切です。私は日本に恋をしてしまいました。日本は世界で一番の場所だと思います。もし、私にもう一度日本に来るチャンスがあったら、その時は日本の学校で博士号の資格を取りたいと考えています。
■ジンバブエと日本、違うと感じるところはどんなところですか?
メ)日本の人たちは穏やかで優しいです。ジンバブエの人たちはちょっと短気で、ケンカも多いです。でも、ジンバブエの人たちはみんな家族を大切にしていて、毎日揃って食事を食べます。日本の人のなかには、家族がバラバラに夕食をとる人も多いと聞きました。
■日本でチャレンジしたいことはありますか?
メ)スキー!ちょっと怖かったんですが、家族や友達に電話で、雪の自慢をしてスキーをすると宣言してしまったので、必ずスキーに行って家族や友達に報告しなければいけないと思っていました。それで、1月7日にスキーに行きました。意外と思ったほど怖くなかったです。
■メギーさんのお仕事について教えてください。
メ)私は栄養士として、地域の病院に勤務しています。地域レベルの栄養改善プログラムに取り組み、計画、実行、モニタリング、評価、コーディネート、サポート、指導まですべてを管理しています。このような計画は、小さなコミュニティレベルからスタートして、広げていく必要があります。一方で、人材の育成も行っています。
■研修に参加する前からJICAのことを知っていましたか?
メ)実は知りませんでした。勤務している省庁からの依頼でこのコースに参加することになり、日本からジンバブエにたくさんの援助が行われていることを知りました。みなさんありがとうございます。
■JICA帯広の研修コースについて教えてください。
メ)「アフリカ女性指導者のための健康改善と栄養」コースです。アフリカ6カ国から女性リーダー達が集まって研修をしています。女性が力を持ち、きちんと教育を受ければ、国全体の栄養改善、さらには繁栄につながると信じています。
■研修の良さはどんなところにありますか?
メ)日本の経験からたくさんのことを学ぶのはもちろんですが、研修コースにはアフリカのいろいろな国の研修員が参加しています。どの国も同じような問題を抱えていて、それぞれが今までしてきたチャレンジの成功と失敗についてたくさん話し合いました。そこから学んだことは、ジンバブエに持ち帰ってぜひ実践していきたいです。
■ジンバブエでも広めたいと思う日本技術やアイデアはありますか?
メ)日本の学校給食システムはぜひ広めていきたいと思います。また、視察した大学で行っていた食育のための畑づくりは、数年以内にきっとジンバブエの学校に導入したいと思っています。
■最後にメッセージをお願いします。
メ)ジンバブエは平和な国で、国民はみんな勤勉な人ばかりです。これからジンバブエの食を改善し、食育を推進していきたいと考えています。また、ジンバブエの人たちに健康なライフスタイルを広めていきます。
♪ブレシング・ジュンバ「ジェルサレマ」
(ショナ語のゴスペル)
■ありがとうございました。
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