11

77.8MHz FMラジオ局 ジャガ

帯広から全国、全世界に発信!77.8MHz JAGA

サイトマップ
  1. HOME
  2. 12/3 帯広畜産大学国際協力…
  3. 12/3 帯広畜産大学国際協力…

PROGRAM BLOG番組ブログ/

12/3 帯広畜産大学国際協力ユニット - 柳田知夏さん&中

お知らせ

帯広畜産大学

JAGA

この記事の投稿者JAGA

  • 5319

現在JICA帯広では、「JICA高校生国際協力セミナー」の高校生参加者を募集中です!
締切は12月10日(土)!!

日程:2012年1月6日(金)~1月7日(土)

会場:JICA帯広国際センター(帯広市西20条南6丁目1-2)

JICA帯広では、高校生の皆さんに開発途上国の現状やその多様な価値観を知り、日本と開発途上国の関係や国際協力の大切さを理解してもらい、日常生活の中でどう行動していくか考えてもらう「高校生国際協力セミナー」を実施します。

お問い合わせは…

JICA帯広
電話番号:0155-35-1210
ファックス:0155-35-1250
Eメール:obictp-jocv@jica.go.jp

今週は「JICA高校生国際協力セミナー」の企画・運営を担当する帯広畜産大学国際協力ユニット3年生の柳田知夏さん(群馬県出身)と中野大介さん(札幌市出身)がゲスト!

■自己紹介からお願いします。

柳田さん 以下柳)帯広畜産大学 畜産国際協力ユニット3年の柳田知夏です。大学では家畜生産についての勉強をしています。家畜の行動や管理、家畜の飼料と、牛乳や肉の生産のための知識といった、主に畜産現場において必要となる知識や技術を学んでいます。大学の付属農場での実習が多いため、人口授精師などの資格が取得できます。よろしくお願いします。

中野さん 以下中)同じく畜産国際協力ユニットの中野大介です。大学での専門は生命科学の生命分野です。どういった分野か簡単にいうと、分子レベルでの研究や命の偉大さに挑戦するといったものです。家畜生産分野と重なることも多くあって、連携を結んでいる研究室もあります。よろしくお願いします。

■帯広畜産大学の「畜産国際協力ユニット」について教えてください。

柳)帯広畜産大学畜産科学課程は、大学2年次に生命や生産、環境、食品、経済といった5つの専門分野にそれぞれ分かれているのですが、そういった各分野で学ぶ専門技術を特に国際協力に生かしたい人のために、3年生になると、それぞれの専門分野に所属しながら、国際貢献のための技術や手法を学ぶ「畜産国際協力ユニット」をサブユニットとして選択して、所属できるようになっています。ユニットというのは、コースと捉えていただければわかりやすいですね。

中)具体的には自分が2年生で所属している生命や生産など、それぞれの分野の必修科目のほか、開発途上国の現状や国際的な支援・取り組みなど、国際協力に関わる課題について学んでいます。英語で討論する国際協力ディベート論や、発展途上国の人々の生活を把握し、これらの国に必要な援助のあり方を模索するため実際に海外実習が必修として行われます。

■海外実習はどちらへ?

柳)今年の夏にフィリピンへ行ってきました。

■いかがでしたか?

中)フィリピンのJICAでどんなプロジェクトをしているのかというお話を伺ったり、国立イネ研究所であるフィルライス、フィリピンの水牛カラバオについての研究を行っているフィリピンカラバオセンターなどを訪れてフィリピンの農業について学びました。また、ベンゲット州立大学やフィリピン大学で、現地の学生さんたちと交流を深めました。

■フィリピンの大学生の印象はいかがでしたか?

柳)とてもフレンドリーな学生さんたちばかりで、すぐに仲良くなれました。私たちは英語が不安だったんですけど、全然関係なくコミュニケーションが取れていたと思います。

中)日本人から見ると背が高かったり、ちょっと大人っぽく見えましたね。

■印象に残っていることは?

柳)特に印象に残っているのが、北部で見た世界遺産のイフガオ族の棚田です。一目見て圧倒されました。棚田を見に行くために片道2時間の山道を歩きましたが、見た瞬間、その疲れを忘れてしまうくらい感動しました。いろんな場所に連れて行ってもらって、いろんな人たちと仲良くなれて、いい経験をさせてもらいました。

■柳田さんは高校生から海外に興味があったんですか?

柳)国際協力に興味がありました。畜大に入学して、国際協力ユニットというのがあると知って、入ろう!と決めました。

■それでは、「JICA高校生国際協力セミナー」とは、どんなセミナーなのか教えてください。

柳)来年1月6~7日の1泊2日でJICA帯広で開催されるセミナーです。高校生の皆さんを対象に、国際協力について学び、自分たちには何ができるか、どう行動していくかを一緒に考えていこう、という目的で行います。今年のテーマは「食糧問題がもたらす影響と解決策」ということで、特に日本と世界の食料問題について考えます。企画・運営は私たち帯広畜産大学 畜産国際協力ユニットの学生が担当します。

■スケジュールを教えてください。

柳)1日目は、まずはどんな問題が起こっているのかを知ろうと題してのワークショップ、そこから何ができるのかをグループで考えます。2日目には、そのグループで考えて調べたことを発表します。

中)このプログラム内容については、私たちの専門である環境や、生産の知識をいかして、私たち帯広畜産大学国際協力ユニットの学生がメインとなって考えています。参加される高校生のみなさんは、最初は緊張していると思いますので、緊張をほぐすアイスブレーキングを予定しています。また、「JICA高校生国際協力セミナー」の後には、帯広畜産大学主催で畜大留学生との交流会も予定しています。これは、プログラム終了後になります。英語などの言葉に不安がある人でも、国際協力ユニットの学生が全力でサポートします。実は私たちもちょっと不安なんですけどね。留学生たちとおしゃべりできるいい機会ですので是非こちらも参加してほしいと思っています。

■高校生だと、学校でも世界のことについて学ぶ機会があると思いますが、このセミナーはそういった学校の授業とはどう違うんですか?

柳)そうですね、普段高校生が受けている「授業」みたいな堅苦しいものではなく、近い年齢、知識も経験も浅いもの同士、気軽に話し合いながら「国際協力」について一緒に考えていくのがこのセミナーです。私たちも数年前まで高校生だったというのもあり、高校生だった頃の気持ちになって、どうしたら楽しいセミナーになるか考えて企画をしています。宿泊つきのプログラムなので、勉強のことだけじゃなくて、大学での生活とか、進路の相談とか、愚痴を聞いたりとか、空き時間に色々おしゃべりしたいなーなんて思ってます。

■「高校生国際協力セミナー」に参加した高校生は実際にどのような活動をしているのですか?

中)昨年は今の四年生がこのセミナーを担当しているので、直接知っているわけではないのですが、昨年度の「高校生国際協力セミナー」に参加した高校生の中には、セミナーで学んだことをいかして、その学校の学校祭でフェアトレード商品の開発や販売をしたり、研究大会で発表をした人もいたそうです。

■高校生国際協力セミナーの開催日時、場所、費用、申込方法について、もう一度教えていただけますか?

柳)はい、JICA高校生国際協力セミナーは来年1月6日金曜日と7日の土曜日の1泊2日で、みんなで国際協力、特に世界の食料問題についてガチで考えようぜってセミナーです。場所はJICA帯広、夜はJICA研修員も寝泊りしているJICA帯広国際センターでの宿泊となります。セミナーへの参加費や宿泊費はJICA帯広で負担しますが、JICA帯広への交通費やセミナー中の食費は参加者負担となります。

中)申込方法は、JICA帯広から道東管内の各高校宛に送付している募集要項に添付の申込用紙に必要事項を記入して、12月10日必着でJICA帯広に送付してください。また、募集要項はJICA帯広のホームページからもダウンロードできます。詳しくはJICA帯広0155-35-1210までお電話ください。

■高校生というと受験や就職など進路を考える重要な時期ですが、その時期に大学生と話をすることで、自分の進路についても深く考えることができそうですね!それでは、高校生にも、私たちにもできる「国際協力」を、なにか紹介してもらえますか?

柳)募金やボランティアに比べるとあまりピンと来ないかもしれませんが、「食べ物を無駄にしないこと」です。これは最終的には国際協力につながると思います。あとは世界でいま何が起きているか事実を知ることが大事だと思います。正しい情報を得て、自分に何ができるのかを考えることから国際協力は始まると思っています。

■最後に、この番組を聴いている高校生にメッセージをお願いします!

中)僕も、高校生の頃まではテレビで途上国の悲惨な現状や戦争のニュースを見ているだけでした。でも大学でこの国際協力ユニットに入って、世界的な援助の仕組みや何をすればいいのかを考えるようになり、また海外実習で自分の目で現状を見て、自分自身のエゴではなく、本当に現地で困っている人のための国際協力をしたいと思うようになりました。でも、具体的に「何をしたらいいのか」という答えはまだ出ていません。セミナーでは「何ができるだろう」ということについて、これからの未来を担っていく高校生と一緒に考えていきたいと思います。少しでも興味のある方の参加をお待ちしています。

柳)“やってみなくちゃわかない”が国際協力だと思っています。一緒に何かを考えてみましょう。

■ありがとうございました。

このページをシェアして友達に教えよう!
https://jaga.fm/pg_detail.php?id=1912

JAGA

クリスマス・イブの1994年12月24日に開局したコミュニティーFM局。十勝に根差し、リスナーとの共感を大事に放送しています。

more
----------

INFORMATIONお知らせ・プレゼント

----------

PICKUP TOPICSオススメピックアップ!

JAGA.FMホーム