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ケイマフリ -アイヌ語「ケマ・フリ」 赤い足-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

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ケイマフリ -アイヌ語「ケマ・フリ」 赤い足-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


ケイマフリについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


2月下旬から3月にかけて、十勝沿岸にケイマフリという海鳥が大群で飛来する年があります。海鳥の分布は氷の有無、餌となる魚やプランクトンの多さなどに左右されるので、驚くほど多い年もあれば、ほとんど現れない年もあるのです。ところで、普段鳥と馴染みの薄い方は、ケイマフリと聞いてもイメージが沸かないのではないでしょうか。たとえば、コウミスズメでしたら、小さな海にいるスズメのような鳥とわかるでしょうが、ケイマフリという名からその姿を連想するのは難しいでしょう。


ケイマフリはアイヌ語で赤い足を意味する「ケマ・フレ」に由来し、夏冬問わず足が鮮やかな赤色をしていることにちなんだものです。アイヌ語名が標準和名となったものは他には美しい嘴を意味するエトピリカくらいで、600種以上いる日本の鳥の中でも、アイヌ語が標準和名となったのはこの2種だけです。


沖合に分布するウミスズメ類としては珍しく沿岸性で、浅い海でギンポやカジカなどの底魚を獲って暮らします。近年の調査で北海道から東北地方北部の無人島や岬で1000羽あまり生息していることが分かり、冬にはロシアから南下してきたものも加わり、数はもう少し増えますが、世界でもオホーツク海周辺にしか生息していないことを考えると決して多いとは言えません。特に日本での繁殖数は数十年前の数分の一まで減少し、消滅した繁殖地も少なくありません。


そのような現状から、環境省や北海道のレッドリストにも入っていますが、ウミガラスやエトピリカに比べると低く扱われており、積極的な保護対策も民間レベ行われているにすぎません。たしかに、国内での繁殖数はウミガラスやエトピリカの方が少ないのですが、世界的にはそれらは広く分布しており、日本やロシア極東にしか生息しないケイマフリを保護する責任が日本にはあります。レッドリストはとかく国内の現状で評価されがちですが、世界的な視点で考える必要があります。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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