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カワウソ -1955年に捕獲されたのが、道内最後の確認-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

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カワウソ -1955年に捕獲されたのが、道内最後の確認-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


カワウソについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


明治以降の150年で、北海道でも実に多くの動物が絶滅やその淵に追いやられて来ました。エゾオオカミやトキは姿を消し、シマフクロウはいまや約140羽が細々と命を繋いでいるに過ぎません。そんな中、絶滅どころか存在さえ忘れかけられているのがカワウソです。街を歩く人に尋ねたら、北海道にカワウソが生息していたことを10人中何人が知っているでしょう?


最後まで生息情報のあった四国の動物として有名ですが、かつては北海道から九州まで生息し、河童のモデルともいわれます。北海道でも普通だったようで、アイヌ語でエサマンとか、水の中にいる獣という意味のウォルン・チロンノプと呼ばれ、すぐ物忘れする、夜になると娘のところに忍び込むといった伝承が各地に伝わります。


明治期以降、乱獲がカワウソを襲います。目当ては二つ。一つは保温性に優れた毛皮。もう一つは肺病の特効薬とされたキモでした。明治初期には全道で200頭以上捕獲された年もありましたが、大正末期には年間数頭まで落ち込み、激減ぶりは明白です。十勝川水系の捕獲数も、明治末期の5年間は59頭だったのに対して、大正中期の5年間にはたったの2頭でした。川の直線化や過密な利用といった河川環境の悪化も拍車をかけました。61年前の1955年に斜里で捕獲された1頭が、道内最後の確認例です。


最近、北海道と大陸のカワウソの遺伝子を比較して、同一であれば大陸産のものを放して復活を図れる可能性のあることが報じられました。たしかにトキやコウノトリでは、それで成功を収めつつあります。ただ、兵庫県豊岡市のコウノトリ野生復帰には自然環境、社会環境の整備に地域ぐるみで数十年を要しました。カワウソが暮らしていた頃の豊かな河川環境を取り戻すことを目標に、長期的なビジョンで取り組む覚悟が行政や住民に無ければ、ただ連れて来て放すというサファリパークじみたことをしても同じ轍を踏むだけではないでしょうか。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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