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コクガン -藻場は多くの海の生き物を養うゆりかご-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

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コクガン -藻場は多くの海の生き物を養うゆりかご-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


コクガンについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


先日、釧路の東にある浜中町でコクガンの餌資源調査に参加してきました。マガモよりちょっと大きい小型のガン類で、北極圏で繁殖し、冬は南へ渡ります。日本では道東が最大の渡来地で、野付半島や風蓮湖には多い年で8000羽が秋に渡来します。厳冬期、それらの湖や内湾が凍るとまた南下し、道南や東北地方に現れますが、分布や生態には未解明の謎が多くあります。


浜中町沿岸では約300羽のコクガンが冬じゅう見られ、彼らが何を食べているのか知ろうというのが今回の目的です。といってもコクガンの主食である海の植物に関しては素人ですので、まずはどんな植物を食べているのか見てみよう、という程度のものです。小さな礒船で向かったコクガンの餌場は内湾なので穏やかでしたが、寒さは厳しく、所々に蓮氷が浮いています。


ウニを養殖する網の浮き玉には、コンブ、ノリ、アオサの類といった海藻が多数付着していました。コクガンはこれらを食べているようです。さらに内湾側へ船を進めると、海底が見えるほど浅くなり、これ以上は船を入れられないと告げられました。そこには海草のアマモを中心とした藻場(もば)が広がっていました。厳寒の海に生きるコクガンを支えていたのは、この藻場だったのです。ところで、海藻とは胞子(ほうし)で繁殖して、明確な根や葉を持たないコンブやワカメなど、海草とは陸上の種子植物と同じく茎や葉があり、種子で子孫を残します。


コクガンの群れは、一度は驚いて飛び立ちましたが、より浅く、船を入れられない区域へ降り、船が入れないのを知っているかのように安心して餌を食べていました。こうした藻場は陸のすぐ近くにあるため、水質汚染や漁港の工事で簡単に失われてしまいます。しかし、多くの海の生き物を養うゆりかごのような場所でもあるのです。


藻場の発達しない十勝に、コクガンはあまりいませんが磯に海藻の生える、広尾町の黄金道路周辺では時折少数を見かけます。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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