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ワタリガラス -世界最大のカラス 渡来数100羽ほど-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

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ワタリガラス -世界最大のカラス 渡来数100羽ほど-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


ワタリガラスについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


カラスにも、嘴の細いハシボソガラスと太いハシブトガラスがいることは、よく知られていますが、実はそれ以外にもいるんです。カケスなど、カラスっぽくないものを除いても5種のカラスが十勝で記録されています。その一つがワタリガラス。


ユーラシア大陸と北米大陸の広い範囲に分布する、全長60cmを超える世界最大のカラスです。その大きさや神秘的・知的な行動から北米や北欧の各地で神話・伝説の主人公となり、旧約聖書にも登場します。


世界的には分布の広いカラスですが、日本では珍しい鳥で北海道東部へ冬に少数が渡って来るに過ぎません。かつては本当に珍しい鳥で、知床周辺でごく少数見られるだけでしたが、1990年代より渡来数が増え、釧路や十勝まで分布を広げました。増えたといっても、100羽かそれより少し多いくらいですが。


何があったのでしょう?エゾシカの数が爆発的に増加し、駆除や狩猟で撃たれた残骸が多く放置されるようになったのがちょうどこの時期で、それを求めて分布を広げたと考えられています。そう、このカラスは獣の肉が大好物で、山の中ではエゾシカの残骸、海岸では打ち上がったトドやアザラシに群がります。たいへん頭の良い鳥で、ハンターを上空高くから見ていて、銃声がすると集まり、シカの解体が終わって人がいなくなると降りて来て食べるそうです。


この鳥の最もユニークな点は鳴き声で、何十通りもの声を持つだけでも驚きですが、「コルルル」、「ギャハハ」、あるいはハクチョウのような「コーオ」という甲高い声はとてもカラスとは思えません。この声で存在に気付くことが少なくありません。


十勝では主に足寄、新得など北部の山あいで冬に少数が見られます。甲高い声にくわえ、楔(くさび)型の長い尾羽や上手に風に乗り、あまり羽ばたかずに飛ぶのも特徴です。


アイヌ語名を、「年老いたカラス」を意味する「オンネパシクル」といいます。アイヌが山野にシカを追っていた頃には、今より身近な存在だったのかもしれません。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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