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フッキソウ -富貴草-

十勝の自然

高木公平

この記事の投稿者高木公平

  • 1511
フッキソウ -富貴草-

番組 KACHITTO(月-木 7:00~9:00)のコーナー「十勝の自然」(7:35~)は、日本野鳥の会十勝支部副支部長、「北海道の動物たち 人と野生の距離」著者の千嶋淳(ちしま じゅん)さんにご協力頂き、十勝の自然と人を繋ぐストーリーについて教えて頂いています。


フッキソウについて。
文章と写真は千嶋淳さんです。


まだ昼前というのに、谷間を低くから射る陽光が黄金色に染める一面のススキの穂は、まるで夕方のようです。山あいのわずかな平地に残る草原は、数十年前まで炭鉱とそこで働く人たちの生活が確かにここにあった名残り。不思議な感傷にとらわれながら山奥へ車を走らせていると、枯れ葉を敷き詰めた林の地上に緑色の絨毯のような一角がありました。高さ20cm程度の植物ですが、厚みのある葉は陽の光に照らされて、11月には似つかわしくない艶のある深い緑色をしています。フッキソウの群落です。


フッキソウは一年を通じて緑色の葉を茂らせることから、繁栄のシンボルとして漢字で「富む」、「貴い」、「草」と書き、吉事、良き門出などの花言葉を持ちます。ところが、多くの図鑑にフッキソウは「ツゲ科の常緑小低木」と説明されています。地を這うような、「草」そのものの外見でありながら「木」とはこれいかに?草と木の区別は厳密なものではないのですが、一般に草は冬に地上部が枯れ、多年草でも地下茎として過ごします。また、木には樹皮の内側に形成層と呼ばれる組織があり、この部分が成長することで年輪になります。フッキソウは実を付けたまま地上で冬を越し、根に近い部分は木質化して年輪らしきものも認められることから「木」になるのです。
熟すと白くて光沢のある果実にはアルカロイド系の毒が含まれるとされ、食用にはしませんが、アイヌは茎や葉を、婦人科系の病気の薬として煎じて飲みました。また、葉を煎じて便秘や胃痛の薬としたり、風邪の時にキハダの皮と一緒に鍋で煮立て、その湯気を吸い込んだりしたそうです。


春先、雪の中からいち早く姿を現し、林床を緑に彩ったフッキソウは4月から5月に白っぽい花を咲かせますが、花びらを持たないそれは、エゾエンゴサク、キバナノアマナなどスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれる鮮やかな春植物が咲き競う中ではあまり目立ちません。


鳥の見方やマナー
http://www6.ocn.ne.jp/~wbsj-tk/manner.html


千嶋淳さんのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/torikichi14

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